昆虫図鑑・オオスカシバ

オオスカシバ

昆虫図鑑・オオスカシバ
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昆虫図鑑・オオスカシバ 3

名前 オオスカシバ
分類 チョウ目・スズメガ科
学名 Cephonodes hylas
分布域 国内では本州から南で見られる
大きさ (前翅長) 30mm程度
出現期 成虫は主に6〜9月頃に見られる
食べ物 成虫は花の蜜、幼虫はクチナシなどの葉を食べる
越冬 冬はサナギで越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●その他・参考

オオスカシバは、しばしばハチの仲間に間違われるが、ガの仲間で、スズメガ科に属している。
透明な翅が特徴で、昼間に活動して、様々な花を訪れる。


オオスカシバの分布域
オオスカシバは、インドやスリランカから東南アジアなどにも分布していて、中国や台湾などにも分布している。
国内では本州から南に分布していて、都市部の公園などでも見られる。


オオスカシバの大きさ・特徴

オオスカシバは前翅長(前翅の基部から先までの長さ)30mm程度、開張50〜70mm程で、体はかなり太くてずんぐりとしている。

全体に毛が密生していて、メジロの様な黄緑色をしているが、黄褐色のようなものも見られる。
しかし、いずれも腹部の中程には赤色や赤褐色の太い帯があるのが特徴で、腹側は白っぽい色をしている。
また、腹部の端には黒色のやや長い毛が見られる。

翅は透明で、これもオオスカシバの特徴になっているが、羽化した直後は翅に白い鱗粉がある。
この鱗粉は翅を震わせるとすぐに落ちてしまい、飛び立つときには透明になっている。


オオスカシバの生態・生活

オオスカシバは、低地から低山地にかけて生息していて、草原や耕作地周辺などのほか、市街地の公園や道路脇の植え込み、庭先などでも見られる。

成虫は年に1〜2回現れ、主に6〜9月頃にかけて見られるが、地域によっては10月頃でも見られる。

オオスカシバはガの仲間だが、昼間に活動し、花の蜜を求めてさまざまな花を訪れる。
ただ、口吻は2cm程度であまり長くないので、深いところにある花の蜜は吸い取ることができない。

活発に飛び回り、蜜を吸うときも花にとまったりすることがなく、空中でホバリングしながら蜜を吸っている。
この時の翅ばたきはかなり高速で、その様子もハチの仲間などによく似ている。

また、オオスカシバは花のある公園ならふつうに見られるが、止まっていることが少ないので、ゆっくりと観察できる機会は案外少ない。

卵はクチナシなどの若葉の根元にひとつずつ産み付けられ、孵化した幼虫はそれらの葉を食べて成長するが、園芸種であるスイカズラ科のツキヌキニンドウなどの葉も食べる。

幼虫は黄緑色や褐色で、スズメガ科の幼虫の特徴である、尾に1本の角の様な突起がある。

幼虫は街中にある植え込みなどでも見られ、成長した幼虫は地面に降り、浅い土の中に潜り込んで、落ち葉や土などで粗い土繭をつくる。
その中でサナギになり、冬はサナギで越冬する。


オオスカシバについてのその他・参考

クチナシは庭木などにも用いられているが、オオスカシバの幼虫はクチナシの葉を食べるので、時には害虫とされることもある。
クチナシは低木であまり大きくならないので、幼虫の数によっては大きな被害が出ることもある。

また、オオスカシバは「スカシバ」と名前についているが、
スカシバガ科ではなく、スズメガ科に属している。

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