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| 名前 | オオスカシバ |
| 分類 | チョウ目・スズメガ科 |
| 学名 | Cephonodes hylas |
| 分布域 | 国内では本州から南で見られる |
| 大きさ | (前翅長) 30mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6〜9月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はクチナシなどの葉を食べる |
| 越冬 | 冬はサナギで越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●その他・参考 |
| オオスカシバは、しばしばハチの仲間に間違われるが、ガの仲間で、スズメガ科に属している。 透明な翅が特徴で、昼間に活動して、様々な花を訪れる。 オオスカシバの分布域 オオスカシバは、インドやスリランカから東南アジアなどにも分布していて、中国や台湾などにも分布している。 国内では本州から南に分布していて、都市部の公園などでも見られる。 オオスカシバの大きさ・特徴 オオスカシバは前翅長(前翅の基部から先までの長さ)30mm程度、開張50〜70mm程で、体はかなり太くてずんぐりとしている。 全体に毛が密生していて、メジロの様な黄緑色をしているが、黄褐色のようなものも見られる。 しかし、いずれも腹部の中程には赤色や赤褐色の太い帯があるのが特徴で、腹側は白っぽい色をしている。 また、腹部の端には黒色のやや長い毛が見られる。 翅は透明で、これもオオスカシバの特徴になっているが、羽化した直後は翅に白い鱗粉がある。 この鱗粉は翅を震わせるとすぐに落ちてしまい、飛び立つときには透明になっている。 オオスカシバの生態・生活 オオスカシバは、低地から低山地にかけて生息していて、草原や耕作地周辺などのほか、市街地の公園や道路脇の植え込み、庭先などでも見られる。 成虫は年に1〜2回現れ、主に6〜9月頃にかけて見られるが、地域によっては10月頃でも見られる。 オオスカシバはガの仲間だが、昼間に活動し、花の蜜を求めてさまざまな花を訪れる。 ただ、口吻は2cm程度であまり長くないので、深いところにある花の蜜は吸い取ることができない。 活発に飛び回り、蜜を吸うときも花にとまったりすることがなく、空中でホバリングしながら蜜を吸っている。 この時の翅ばたきはかなり高速で、その様子もハチの仲間などによく似ている。 また、オオスカシバは花のある公園ならふつうに見られるが、止まっていることが少ないので、ゆっくりと観察できる機会は案外少ない。 卵はクチナシなどの若葉の根元にひとつずつ産み付けられ、孵化した幼虫はそれらの葉を食べて成長するが、園芸種であるスイカズラ科のツキヌキニンドウなどの葉も食べる。 幼虫は黄緑色や褐色で、スズメガ科の幼虫の特徴である、尾に1本の角の様な突起がある。 幼虫は街中にある植え込みなどでも見られ、成長した幼虫は地面に降り、浅い土の中に潜り込んで、落ち葉や土などで粗い土繭をつくる。 その中でサナギになり、冬はサナギで越冬する。 オオスカシバについてのその他・参考 クチナシは庭木などにも用いられているが、オオスカシバの幼虫はクチナシの葉を食べるので、時には害虫とされることもある。 クチナシは低木であまり大きくならないので、幼虫の数によっては大きな被害が出ることもある。 また、オオスカシバは「スカシバ」と名前についているが、スカシバガ科ではなく、スズメガ科に属している。 |
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