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| 名前 | キシタエダシャク |
| 分類 | チョウ目・シャクガ科 |
| 学名 | Arichanna melanaria |
| 分布域 | 国内では北海道から本州、四国、九州にかけて分布している |
| 大きさ | 前翅長 25〜27mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6〜9月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はツツジ科植物などの葉を食べる |
| 越冬 | 冬はサナギになって越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●その他・参考 |
| キシタエダシャクは国内で広く見られるシャクガの仲間で、主に6〜7月頃に成虫が現れる。 日中に活動し、花の蜜などを摂取するが、幼虫はツツジ科植物などの葉を食べる。 キシタエダシャクの分布域 キシタエダシャクは、ヨーロッパから中国、ロシア南東部まで、ユーラシアの北部に広く分布している。 国内にも分布していて、北海道から本州、四国、九州にかけて分布している。 キシタエダシャクの大きさ・特徴 キシタエダシャクは、前翅の基部から先までの長さが25〜27mm程で、前翅は白っぽく、多数の黒い斑が並んでいる。 後ろ翅にも黒い斑が並んでいるが、地色は黄色っぽい色をしている。 また、雄の触角は櫛歯状をしているが、雌では糸状になっている。 一見すると、ヒョウモンエダシャクによく似ているが、キシタエダシャクは後ろ翅の地色は黄色っぽい色をしているが、ヒョウモンエダシャクは後ろ翅の外側の半分だけが黄色っぽ色をしている。 キシタエダシャクの生態・生活 キシタエダシャクは低地から山地にかけて見られ、主に森林やその周辺などに生息していいるが、社寺の境内や藪地などでも見られる。 また、ツツジ科の植物があれば、庭先や公園で見られることもある。 成虫は主に6〜7月頃に見られるが、地域によっては5〜8月頃にかけて見られる。 日中に活動し、花の蜜などを摂取するが、夜間の灯火などにも寄ってくる。 雌はアセビやヤマツツジ、レンゲツツジなどのツツジ科植物の葉に卵を産み付け、冬は卵(胚)で過ごすと言われている。 翌年の春に孵化した幼虫はそれらを食草として成長し、ひと月ほどで樹皮の間や落ち葉の下などでサナギとなり、その後ひと月ほどで成虫になると言われている。 また、幼虫は淡い黄褐色や淡灰色のような色に黒い斑が散在しているが、これは外敵への警戒色になっているとも言われている。 キシタエダシャクの幼虫は、アセビなどのツツジ科の葉を食べるが、アセビなどにはアセボトキシンと呼ばれる毒性の物質が含まれていて、これを食べることによって、体内に毒が蓄積されることになる。 この毒は成虫になっても残ったままで、鳥やカエルなどの外敵に捕食されても、すぐに吐き出されるとも言われている。 キシタエダシャクについてのその他・参考 キシタエダシャクはユーラシア北部に広く分布していて、国内のものは亜種・A. m. fraterna とされている。 また、対馬で見られるものは別亜種・A. m. askoldinaria とされていて、朝鮮半島に分布するものと同亜種とされている。 尚、キシタエダシャクとはよく似ているヒョウモンエダシャクは、日本の固有種とされている。 |
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