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| 名前 | ヒメアカタテハ |
| 分類 | チョウ目・タテハチョウ科 |
| 学名 | Vanessa cardui |
| 分布域 | 国内では北海道から本州、四国、九州などに広く分布している |
| 大きさ | (前翅長) 25〜33mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に3〜12月頃にかけて見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はキク科やイラクサ科植物など |
| 越冬 | 冬は寒冷地では幼虫、暖かい地方では成虫で過ごす |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ヒメアカタテハは本州から九州、沖縄地方まで広く分布している。 移動性の強いチョウで、北海道でも夏から秋にかけて見られるようになる。 ヒメアカタテハの分布域 ヒメアカタテハは世界に広く分布していて、南極大陸と南アメリカ大陸を省くすべての地域に分布するとされている。 国内でも本州から九州、沖縄地方まで広く分布していて、北海道でも夏ころから見られるようになる。 ヒメアカタテハの大きさ・特徴 ヒメアカタテハは前翅長(前翅の基部から先までの長さ)25〜33mm程で、翅の表はオレンジ色のような色で、全体に暗褐色とのマダラ模様のようになっている。 前翅の先にある暗褐色の部分には数個ほどの白っぽい斑も見られ、前翅の後ろ縁は白と暗褐色で縁どられていて、後翅の縁はほぼ白く縁どられている。 また、翅の基部付近には明るい黄褐色の短い毛が密生していて、全体に淡い黄褐色のように見えるのが特徴になっている。 翅の裏は、前翅はややくすんではいるが表と同じような色と模様をしているが、後ろ翅の裏は淡褐色から暗褐色のマダラ模様の様な様子で、後ろ縁付近には眼状紋と呼ばれる目玉模様があるのが特徴になっている。 一見するとアカタテハに似ているが、アカタテハの後ろ翅の表は褐色部分が多く、後ろ縁部分だけにオレンジ色と褐色の斑がある。 また、翅の表はツマグロヒョウモンの雌に似ている感じがもするが、暗色の斑の様子が異なっていて、ツマグロヒョウモンの後翅の後ろ縁は暗色ではっきりと縁取られている。 ヒメアカタテハの生態・生活 ヒメアカタテハは主に低地から山地にかけて生息していて、草原や耕作地周辺、河川沿いの草むらなどの開けた場所で見られる。 陽当たりのよい開けた環境に多く、植物が多ければ造成地や空き地などのほか、市街地近郊の公園で見られることもある。 成虫は年に4〜5回ほど現れ、4〜11月頃にかけて見られるが、地域によっては3〜12月頃まで、或いは1年を通して見ることができる。 成虫は季節によってさまざまな花を訪れて蜜を吸い、活発に飛びまわる。 飛ぶのも素早いが、雄は葉の上などにとまって縄張りを主張し、一定の距離を往復したりして警戒飛行している。 また、ヒメアカタテハは移動性が強く、越冬できないような寒冷地方へも、夏から秋にかけて侵入や発生を繰り返し、国内でも夏から秋にかけては個体数が多くなる。 北海度で見られるものも、発生を繰り返しながら北上してきたものとされている。 幼虫はハハコグサやヨモギ、シュンギクやゴボウなどのキク科のほか、イラクサ科のカラムシの葉などを食草としていて、卵はそられの葉にひとつずつ産み付けられる。 卵は緑色をしているが、孵化した幼虫は、糸で葉を綴って簡単な巣をつくる。 冬の過ごし方は地域によって異なると言われていて、関東地方辺りでは幼虫で冬を過ごすが、それより南の暖かい地方では成虫のまま越冬すると言われている。 しかし、関東地方でも暖かい南部のものは、冬でも吸蜜する成虫が見られることもある。 ヒメアカタテハについての参考・その他 ヒメアカタテハはもっとも広く分布しているチョウのひとつとして知られているが、移動性が強いチョウとしても知られている。 国内でも南から北へと広く移動しているが、ヒメアカタテハは北アフリカから地中海を渡り、更にはアルプス山脈を越えて北ヨーロッパまで移動することが知られている。 この移動は大きな群れをつくり、世代交代をしながら行われるが、小さな体にもかかわらず、2,000〜3,000q程も移動することには驚かされる。 |
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