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| 名前 | キタテハ |
| 分類 | チョウ目・タテハチョウ科 |
| 学名 | Polygonia c-aureum |
| 分布域 | 国内では北海道から本州、四国、九州にかけて分布している |
| 大きさ | (前翅長) 22〜30mm 程度 |
| 出現期 | 成虫は3〜11月頃にかけて見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はクワ科のカナムグラなど |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●その他・参考 |
| キタテハは国内各地に分布していて、陽当たりのよい開けた環境で多く見られる。 観察期間も長く、翅の外縁には凹凸があり、表は黄色やオレンジ色の地に暗褐色の斑がある。 キタテハの分布域 キタテハは中国や朝鮮半島、日本などのほか、台湾やインドシナ半島などにかけても分布している。 国内では北海道から本州、四国、九州まで分布していて、伊豆諸島や小笠原諸島などの島嶼部にも生息している。 キタテハの大きさ・特徴 キタテハは前翅長(前翅の基部から先までの長さ)22〜30mm程で、翅の外縁は角ばった感じで凹凸がある。 翅の表はオレンジ色や明るい赤褐色のような色で、暗褐色の斑が散在していて、後ろ縁辺りも暗褐色で縁取られている。 翅の裏は褐色から淡褐色の波模様のような様子で、枯れ葉に似た色合いをしている。 後ろ翅の裏には白い「く」の字や「c」の字のように見える小さな斑があるが、これがキタテハの特徴にもなっている。 一見するとシータテハに似ているが、翅の縁の様子が違っていて、シータテハの方が外縁の凹凸が強く、後ろ翅に見られる尾状突起のような突出部分もはっきりとしている。 また、いずれも翅の表には暗褐色の斑があるが、キタテハの後ろ翅の外縁に近い暗色斑の中には青白い斑も見られ、これもキタテハの特徴になっている。 翅の表はツマグロヒョウモンの雄とも似ているが、ツマグロヒョウモンの暗色の斑はやや小さく、キタテハの後ろ翅の外縁近く見られる暗色斑の中の青白い斑なども見られないなどの違いがある。 ところで、キタテハは成虫のまま冬を過ごすが、秋に現れてそのまま越冬する秋型と呼ばれるものは、全体の地色がオレンジ色が強いが、初夏から夏にかけて現れる夏型と呼ばれるものは、地色が黄色っぽい色をしている。 キタテハの生態・生活 キタテハは低地から丘陵地にかけて見られ、林縁や草原、耕作地周辺や河川沿いの藪や茂みなどに生息しているが、植物が多い空き地や公園でも見ることができる。 成虫は年に2〜5回ほど現れ、観察期間は長く、3〜11月頃にかけて見られる。 成虫は様々な花の蜜を吸うが、熟したカキなどの果実やクヌギなどの樹液にも寄ってくる。 幼虫はクワ科のカナムグラやカラハナソウなどの葉を食草としているので、カナムグラなどが繁茂しているところならしばしば見られる。 また、キタテハは陽当たりのよい開けた環境に多く見られ、活発に飛び回っているが、とまっている時は前脚をたたむようにしているので、脚は4本しかないようにも見える。 卵は食草となるカナムグラなどに産み付けられ、孵化した幼虫はそれらの葉を食べて成長する。 幼虫は口から糸を出して葉を丸めるようにして巣をつくるが、4回ほど脱皮した後サナギになり、5月頃には成虫として現れる。 冬は成虫で越冬し、葉の裏などで冬を過ごす。 キタテハについてのその他・参考 キタテハの幼虫はホソバイラクサなどでも見られるようだが、食草となるカナムグラやホソバイラクサなどには棘があり、絡み合って繁茂することもあり、しばしば除草されている。 その為か、都市部近郊の緑化公園なとではキタテハをほとんど見ることができず、自然が残る河川沿いで見られる程度になっている。 |
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