昆虫図鑑・マガリケムシヒキ

マガリケムシヒキ(ナミマガリケムシヒキ)

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名前 マガリケムシヒキ(ナミマガリケムシヒキ)
分類 ハエ目・ムシヒキアブ科
学名 Neoitamus angusticornis
分布域 国内では北海道から本州、四国、九州まで分布している
大きさ 体長11~20mm程度
出現期 成虫は主に4~10月頃に見られる
食べ物 成虫・幼虫ともに昆虫やその幼虫など
越冬 冬は幼虫で過ごす

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

マガリケムシヒキは低地から山地まで生息していて、さまざまな昆虫類をとらえている。国内各地でふつうに見られ、市街地近郊の公園で見ることもできる。


マガリケムシヒキの分布域

マガリケムシヒキは北海道から本州、四国、九州にかけて広く分布している。
低地から山地まで生息していて、国外でも朝鮮半島やロシア極東地方などに分布している。


マガリケムシヒキの大きさ・特徴

マガリケムシヒキは、雄の体長は11~18mm程、雌は15~20mm程で、体は雌の方が大きい。
シオヤアブなどと比べると細身の体つきで、全体に灰黒色や黒褐色のような色をしている。

「マガリケ」の名前は、後頭部から生える黒い毛の先が、湾曲して前方に伸びていることから付けられていて、これがひとつの特徴になってる。
しかし、観察しているだけだと分かりづらいので、写真撮影をして拡大してみればよく分かる。

一見すると
サキグロムシヒキなどと似ているが、雄の腹部後端は丸く膨らんでいるのが特徴になっていて、雌では産卵管が長く伸びている。
雌雄ともに、腹部後端は翅の後端よりもはっきりと長くなっているので、「マガリケ」よりは確認しやすい。

また、脚は黒っぽいが、脛の部分はオレンジ色や黄褐色のような色をしている。


マガリケムシヒキの生態・生活

マガリケムシヒキは低地から山地まで生息していて、樹林やその周辺などに生息している。
山地では標高1000m辺りまで見られるが、耕作地周辺や河川沿いの雑木林、社寺の境内などにも生息していて、市街地近郊の公園で見ることもできる。

成虫は主に4~8月頃に見られるが、地域によっては10月頃でも見ることができる。

他のムシヒキアブと同様、様々な昆虫をの体液を吸うが、マガリケムシヒキはあまり大きくない昆虫類をとらえる傾向がある。
しかし、飛んでいる昆虫類を素早くとらえることなどは同じで、ハエやガガンボなどをよくとらえる。
見通しのよい草の上などにとまっていて、獲物が近づくと一気に襲いかかって仕留めてしまう。

雌は広葉樹などの樹皮の間に卵を産み付けるが、折れた枝先などにも産卵する。
孵化した幼虫は土の中や朽木の中でコガネムシ類の幼虫やミミズ、ダンゴムシやワラジムシなどの体液を吸って成長し、冬は幼虫で越冬する。


マガリケムシヒキについての参考・その他

マガリケムシヒキはヒサマツムシヒキなどにも似ているが、マガリケムシヒキの脚にはオレンジ色や黄褐色の部分が見られる。

また、マガリケムシヒキは、他のNeoitamus属のものと区別するためにナミマガリケムシヒキと呼ばれることもある。

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