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| 名前 | アメリカジガバチ |
| 分類 | ハチ目・アナバチ科 |
| 学名 | Sceliphron caementarium |
| 分布域 | 国内では本州や四国、九州などに分布している |
| 大きさ | 体長22~28mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6~9月頃にかけて見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫は巣に運び入れられたクモ類を食べる |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| アメリカジガバチは、名前のように北アメリカなどに分布しているアナバチの仲間だが、国内にも移入定着している。 全体に黒い色をしているが、胸の背側などには鮮やかな黄色の斑があり、よく目立つ。 アメリカジガバチの分布域 アメリカジガバチは、カナダやアメリカ合衆国、中央アメリカ、西インド諸島などに分布しているアナバチの仲間で、南アメリカのペルーやヨーロッパの地中海沿岸地域、オーストラリアなどに移入定着している。 国内にも移入定着していて、本州や四国、九州などに分布している。 移入時期は1945年頃とされていて、植物などに混じって入ってきたと考えられている。 アメリカジガバチの大きさ・特徴 アメリカジガバチの体長は22~28mm程で、アナバチの中では大型の部類になる。 腹柄と呼ばれる胸部と腹部の間にある細くて長い部分が特徴になっているが、鮮やかな黄色い斑もアメリカジガバチの特徴になっている。 体は全体に黒く、胸の背面や翅の付け根には黄色い斑があり、腹柄の前後にも目立つ斑がある。 脚も黒と黄色になっていて、触覚の基部も黄色い色をしている。 全体にはっきりとした色合いで目立つように見えるが、草花の中にいると案外目にとまりにくい。 また、在来種のキゴシジガバチとよく似ているが、キゴシジガバチの腹柄は黄色になっているが、アメリカジガバチは黒色になっている。 アメリカジガバチの生態・生活 アメリカジガバチは平地から山地まで生息していて、林縁や耕作地、河川や湖沼周りの疎林や草原など、多様な環境で見られる。 岩の多い荒れたような裸地や寺社の境内、草地や市街地の公園にも生息している。 成虫は主に6~9月頃にかけて見られるが、地域によっては5~10月頃まで見られる。 単独で生活していて、成虫は日中に活発に動き回って、さまざまな花の蜜を吸っている。 幼虫はクモバチの幼虫と同様、成虫が運び入れた巣の中にあるクモを食べて成長する。 巣はスズメバチのようなものではなく、壁などに泥を用いて巣をつくり、巣の場所は雨の当たらないような日影が選ばれる。 しばしば人工の構造物にも巣をつくり、橋の下や建物の壁、民家の軒下や納屋、ガレージや戸袋、シャッター内など、人の生活圏の中にも巣をつくり、時には祠などでも巣が見られる。 雌は最初に湿地や湖沼周り、水たまりなどで泥を集めて団子をつくり、それを壁などの巣の場所に運んでいく。 巣は泥を伸ばすようにしてつくられるが、何度か繰り返すと、筒状のものができあがる。 雌はクモ類をとらえて麻酔し、それを巣のところへ運んで、ひとつの卵を産み付ける。 ひとつの巣には5~10匹ほどの卵を産み付けられたクモが入れられていて、産卵したのち泥で密閉される。 その様な巣が複数つくられ、多ければ5~10個ほども並べてつくられると言われている。 最後の巣ができあがると、更に全体を泥で保護し、滑らかな均一の形に仕上げる。 全体の大きさは、人間の拳と同じほどか、しばしばそれよりも大きいこともある。 孵化した幼虫は巣の中のクモを食べて成長し、冬は幼虫で越冬する。 数回脱皮した後サナギになり、羽化した成虫は泥を破って外へ出て活動をはじめる。 アメリカジガバチの参考・その他 アメリカジガバチはキゴシジガバチによく似ていて、生活の様子もよく似ている。 しかし、見られるのはアメリカジガバチの方が多く、キゴシジガバチは圧迫されていると言われている。 アメリカジガバチはキゴシジガバチに比べると生息環境が幅広いこともあるが、市街地やその周辺で見られるものは、ほとんどがアメリカジガバチになっているとも言われている。 また、アメリカジガバチは何もしなければ刺してくるようになことはないが、巣作りをしている時などは攻撃的になるので注意する必要がある。 |
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