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| 名前 | キムネクマバチ(クマバチ) |
| 分類 | ハチ目・ミツバチ科 |
| 学名 | Xylocopa appendiculata |
| 分布域 | 国内では北海道から九州まで広く分布している |
| 大きさ | 体長20~24mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に3~7月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫は花粉と蜜でつくられ花粉団子を食べる |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬 |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| キムネクマバチは花に集まるミツバチの仲間で、胸部に黄色い毛が生えているのが特徴になっている。 単に「クマバチ」とも呼ばれていて、各地でふつうに見られ、春先には花壇などでもよく見られる。 キムネクマバチの分布域 キムネクマバチは中国東部や朝鮮半島、日本などに分布していて、国内では北海道から九州まで広く分布している。 低地から山地まで生息していて、伊豆諸島の大島や種子島、屋久島などにも分布している。 キムネクマバチの大きさ・特徴 キムネクマバチは体長が2cm以上もあり、ミツバチの中では大型になる。 体つきはずんぐりとしていることもあり、より大きく見え、全体に黒色をしている。 その様子から「熊蜂(クマバチ)」と付けられているが、触覚や脚も黒く、脚は太い。 胸部には黄色い毛が密生しているのがキムネクマバチの特徴になっているが、胸の背側はしばしば丸く裸出している。 頭部は黒く、雌雄ともによく似ているが、雌の複眼はやや離れていて、雄の複眼は雌よりは接近していて、顔には黄色っぽい毛が生えている。 また、一見すると外来のタイワンタケクマバチに似ているが、キムネクマバチの胸は黄色いが、タイワンタケクマバチの胸は黒い色をしている。 キムネクマバチの生態・生活 キムネクマバチは低地から山地まで広く分布していて、樹木と花のあるさまざまな環境に生息している。 疎林や草原、人里や耕作地周辺、河川沿いの雑木林や寺社林などでふつうに見られ、花があれば市街地の公園で見ることもできる。 成虫は主に3~7月頃にかけて見られるが、地域によっては3~11月頃でも見られる。 春先になると、公園の花壇などでもしばしばホバリングしている様子が見られるが、その多くは雄で、雌は花の蜜や花粉などを求めていることが多い。 雄のホバリングは縄張りを主張していて、近づいてくるほかの雄はもちろん、チョウなどの昆虫類や、時には小鳥なども追い払うような様子が観察される。 成虫は、マメ科やツツジ科の植物のほか、多くの花を訪れるが、キムネクマバチはフジの花にもよく集まってくる。 フジは公園などでも藤棚としてよく見られるが、フジの花は固く閉ざされていて、丈夫で力強い顎をもつクマバチでないと蜜を吸うのができないと言われている。 その為、キムネクマバチはフジをはじめ多くの花の花粉を運んで植物の発生を助けているが、一方、キムネクマバチは口吻が短いため,アベリアなどでは花の根元に穴をあけて蜜を吸うので、花粉散布の助けにならないこともある。 巣はサクラなどの枯れ枝や枯れた竹筒、古い材木や朽木などにトンネル状の穴を掘ってつくられる。 時には古い木造家屋の柱などに巣をつくることもあるが、丈夫な顎を使って巧みに巣を造ることから、英名ではCarpenter Bee(大工をするハチ)と呼ばれている。 また、同じ材木に2~3の巣穴が見られることもあり、巣作りは主に雌が行うが、雄も巣作りを手伝うと考えられている。 巣の中には数室の部屋がつくられ、各部屋に花粉と蜜でつくった花粉団子と呼ばれる餌をひとつ運び入れ、雌はそれに産卵する。 孵化した幼虫は主に花粉団子を食べて成長し、数回ほどの脱皮を経てサナギになる。 その後羽化して成虫となって姿を現すが、親バチと新成虫はしばらくの間は同じ巣で見られ、冬は成虫で越冬する。 キムネクマバチの参考・その他 キムネクマバチは、体が大きく翅音も大きいことから、刺されたりすることが気になるが、ふつうハナバチの仲間は人を刺すようなことはない。 また、人を刺すのは産卵管をもつ雌だけだで、雄は刺したりすることはない。 しかし、むやみにつかんだりすると刺されてしまうので注意する必要がある。 尚、国内に分布しているキムネクマバチは亜種・X. a. circumvolans で、日本の固有亜種とされている。 国内ではふつうに見られるが、外来のタイワンタケクマバチとの競合などが心配されている。 |
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