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| 名前 | ヒメスズメバチ |
| 分類 | ハチ目・スズメバチ科 |
| 学名 | Vespa ducalis |
| 分布域 | 国内では本州から九州、沖縄地方まで分布している |
| 大きさ | 体長25~36mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~10月頃にかけて見られる |
| 食べ物 | 成虫は花蜜など、幼虫はアシナガバチの幼虫の体液など |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ヒメスズメバチは本州から南に分布していて、分布域ではふつうに見られる。 体はオオスズメバチに次ぐ大きさで、腹部の後端が黒くなっているのが特徴になっている。 ヒメスズメバチの分布域 ヒメスズメバチは中国や朝鮮半島、ロシア極東地方や日本、台湾などに分布していて、国内では本州から南、沖縄地方まで分布している。 但し、トカラ列島より南では、奄美大島や徳之島、石垣島や西表島などで観察されているが、沖縄本島では見られないと言われている。 ヒメスズメバチの大きさ・特徴 ヒメスズメバチはオオスズメバチに次ぐ大型のスズメバチで、体長は25~36mm程で、女王バチや働き蜂、雌雄ともにあまり大きさは変わらない。 頭部は黄色や黄橙のような色で、触覚も同じような色をしている。 腹部は黄色や黄褐色、暗褐色などの色と黒の縞模様で、全体に他のスズメバチとよく似ているが、ヒメスズメバチの腹部の後端は黒くなっているので見分けやすい。 (但し、対馬に分布しているものは腹部の端が黄色をしている) ヒメスズメバチの生態・生活 ヒメスズメバチは低地から丘陵地、低山地などに生息していて、林縁などのやや薄暗いような環境で見られるが、市街地近郊の公園や民家の庭先で見られることもある。 成虫は主に5~10月、地域によっては4~11月頃にかけて現れ、日中に活発に活動する。 成虫は樹液や花蜜、果実の蜜などを摂取するが、幼虫が分泌する栄養液も摂取する。 巣は切り株の洞や倒木の隙間、土の中などにつくられるが、民家の床下や屋根裏などにつくることもある。 また、ヒメスズメバチの巣は閉鎖的な空間につくられることが多く、倉庫や物置、雨風が当たらない軒下などに巣が見られることもある。 巣は釣り鐘のような形をしているが、育房数は200~400程で、スズメバチの中ではもっとも小さいとされている。 成虫はセグロアシナガバチやフタモンアシナガバチなどのアシナガバチの巣を襲い、幼虫や蛹の体液を蓄えて巣に持ち帰り、それを幼虫の餌としていて、他のスズメバチとは異なり、肉団子をつくって幼虫に与えることはほとんど見られないと言われている。 その為、ヒメスズメバチの活動時期はアシナガバチの発生時期に重なっていて、5~6月頃に1匹の女王蜂が巣作りをはじめ、巣が大きくなると産卵を開始する。 6~8月頃には働き蜂が羽化し、その後は働き蜂によって一気に巣が大きくなる。 新しい女王蜂と雄バチは8~9月には生まれるが、その後、新しい女王蜂は交尾した後、巣を離れて越冬に入る。 ヒメスズメバチについての参考・その他 ヒメスズメバチは体が大きいこともあり、攻撃性が強いように感じられるが、スズメバチの中ではもっとも攻撃性が低いと言われている。 しかし、巣に近づいたり、とらえようとしたりすると刺されることがあるので注意する必要がある。 毒性は比較的弱いとも言われているが、刺されたときは激しく痛むので、すぐに流水で洗ったり、体調に変化があれば、医師にかかった方がよい。 尚、ヒメスズメバチには幾つかの亜種が知られているようだが、国内に分布しているものは次の亜種が知られている。 Vespa ducalis pulchra 本州や四国、九州地方に分布する亜種 V. d. esakii 対馬島に分布する亜種 V. d. loochooensis 沖縄本島を除く南西諸島(奄美大島~西表島)に分布する亜種 また、奄美大島に分布するものを別亜種とする意見もあり、これについては今後の研究が待たれる。 |
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