昆虫図鑑・キイロスズメバチ

キイロスズメバチ

昆虫図鑑・キイロスズメバチ

名前 キイロスズメバチ
分類 ハチ目・スズメバチ科
学名 Vespa simillima xanthoptera
分布域 国内では北海道から九州、沖縄地方まで広く分布している
大きさ 体長20~30mm程度
出現期 成虫は主に4~11月頃にかけて見られる
食べ物 成虫は花蜜や昆虫類など、幼虫は昆虫の肉団子
越冬 冬は成虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

キイロスズメバチは、スズメバチの中では小型から中型で、本州や四国、九州に分布している。
市街地近郊の住宅地や公園などにも生息しているが、人への攻撃性は強いと言われている。


キイロスズメバチの分布域

キイロスズメバチは、ロシア沿海州や樺太、中国北東部や朝鮮半島、日本などに分布しているケブカスズメバチの亜種で、本州や四国、九州に分布していて、屋久島辺りまで見られる。
韓国の済州島などにも分布しているが、北海道に分布しているものは基亜種・V. s. simillimaとされている。


キイロスズメバチの大きさ・特徴

キイロスズメバチは、スズメバチの中では小型から中型で、女王バチで体長25~30mm程度、働きバチでは20~25mm程の大きさがある。

頭部は黄色く、胸は黒いが黄色の斑があり、腹部は濃褐色と黄色の縞模様になっているのが特徴で、全体に黄褐色の毛で覆われている。

一見すると
コガタスズメバチなどに似ているが、キイロスズメバチの複眼の周りは黒っぽく、前翅の基部にも黄色の斑が見られる。


キイロスズメバチの生態・生活

キイロスズメバチは低地から丘陵地などにかけて見られ、草原や耕作地周辺などに生息しているが、人里のほか、市街地近郊の住宅地や公園などにも生息している。

成虫は4~11月頃まで見られ、ハエやミツバチなどを含め、セミやトンボなどさまざまな昆虫類を食べるが、しばしば花の蜜や樹液、熟した果実などにも寄ってくる。

日中に活発に活動するが、キイロスズメバチは動体視力にも優れていて、飛んでいるハエなども空中でとらえてしまう。

幼虫も、成虫がハエなどの昆虫を細かく噛み砕いた肉団子を食べて成長する。

巣は樹木や木の洞、岩の割れ目などにつくられるが、民家の軒下や屋根裏などのほか、橋の下や構造物の陰など、人工的な所にもしばしばつくられる。

冬は、秋に誕生した女王バチが朽ち木の中などで過ごし、翌年の春になると活動をはじめる。

また、巣作りをはじめた頃は、木の洞や岩の割れ目などにつくられることが多いが、働きバチが増え、巣が大きくなると木の枝などの開けた空間に引っ越しすることが観察されている。
その為、いきなり軒下などに大きな巣がつくられることもある。

キイロスズメバチの巣はスズメバチの中ではもっとも大きくなるとも言われていて、時には直径が80cmを超える巣もある。
働き蜂や雄は、いずれも数百から1000匹ほどにはなり、時には1000匹を超える巣も観察されている。


キイロスズメバチについての参考・その他

キイロスズメバチは、オオスズメバチなどに比べると住宅地などの人の生活環境でも多く見られ、しばしば人を刺したりすることもある。
キイロスズメバチは人への攻撃性強いもと言われているので、無暗に近づかない方がよい。

巣もかなり大きくなり、集団で攻撃してくることもあるので、軒下などで巣を見つけた場合などは、早めに駆除した方がよい。

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