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| 名前 | ヤマトアシナガバチ |
| 分類 | ハチ目・スズメバチ科 |
| 学名 | Polistes japonicus |
| 分布域 | 本州より南 |
| 大きさ | 体長 14~19mm 程度 |
| 出現期 | 成虫は主に4~11月頃にかけて見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫は成虫が持ち帰った昆虫の肉団子 |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬 |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ヤマトアシナガバチは中型のアシナガバチで、本州から南で見られる。 腹部には黒と褐色の縞模様があるが、滲んだような雲状のようにも見える。 ヤマトアシナガバチの分布域 ヤマトアシナガバチは北海道を除く本州から四国、九州に広く分布していて、対馬や奄美から沖縄にかけての南西諸島にも分布している。 平地から低山地にかけて生息しているが、個体数は多くないと言われている。 ヤマトアシナガバチの大きさ・特徴 ヤマトアシナガバチは中型のアシナガバチで、平均的な体長は14~19mm程で、体は雌の方が大きい。 体色は黒と暗褐色で、胸の背側には二本の黄色い筋があるのが特徴になっている。 腹部の前方にもふたつの黄色い斑があり、腹部には黒褐色と褐色の縞模様があるが、この模様ははっきりとせず、滲んだような雲状にも見える。 一見するとキアシナガバチによく似ているが、ヤマトアシナガバチは全体に褐色が強く、キアシナガバチのような鮮やかな黄色をしておらず、腹部の模様の様子も違っている。 脚の色も、キアシナガバチは黒と黄色の部分がはっきりとしている。 セグロアシナガバチともよく似ているが、セグロアシナガバチの腹部前方が黒いのに対して、ヤマトアシナガバチの腹部前方には、ふたつの黄色い斑が見られ、やはり腹部の模様の様子も違っている。 また、ヤマトアシナガバチは両種よりもやや小さいが、単独で見ると大きさだけでは分かりづらいかもしれない。
ヤマトアシナガバチの生態・生活 ヤマトアシナガバチは低地から低山地にかけて生息しているが、低地よりも丘陵地や低山地に多く見られると言われている。 成虫は4~11月頃にかけて現れ、森林や疎林、寺社林や耕作地周辺などに生息しているが、セグロアシナガバチなど、ほかのアシナガバチに比べると個体数は少ないとも言われている。 ヤマトアシナガバチは周辺に自然が残る住宅地の草むらなどでも見られるが、セグロアシナガバチのように市街地の公園などではまず見られない。 他のアシナガバチと同様、成虫は花の蜜や樹液などを吸うが、幼虫の餌としてチョウ・ガ類の幼虫など、昆虫類をとらえる。 巣は林内や林縁などの低木の枝や葉の裏などにつくるが、時に岩陰や人家の軒下などに営巣することもある。 ヤマトアシナガバチの巣はそれほど大きくはなく、育室数が100を超えることは稀で、ふつうは数十室ほどで、働きバチも十数匹程度と少ない。 女王バチは巣を3室ほどつくったところで産卵し、幼虫は20日ほどで成虫になるが、その後も巣作りと産卵が繰り返され、巣はそれに伴って大きくなる。 また、ミツバチと違い、アシナガバチは巣に蜜を貯めることはなく、捕らえたチョウ類などの幼虫をかみ砕いて肉団子にして巣に持ち帰る。 11月頃には働きバチは全て死んでしまい、新しい女王バチだけが落ち葉の下や朽木などの中で越冬し、次の春には巣作りをはじめる。 天敵はスズメバチで、巣を壊して幼虫をとらえることもある。 ヤマトアシナガバチの参考・その他 ヤマトアシナガバチは、かつては平地でもふつうに見られたが、近年は各地で減少していて、個体数は少ないと言われている。 関東地方では、三浦半島などを除いてほとんど見られなくなったとも言われているが、その原因などははっきりとしない。 尚、宮古・八重山諸島に分布するヤマトアシナガバチは八重山個体群と呼ばれ、全体に黄色い色をしていて、本土などのものとは違っている。 その為、タイワンアシナガバチ(Polistes formosanus)として別種とする意見もある。 |
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