昆虫図鑑・ヒメハラナガツチバチ

ヒメハラナガツチバチ

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名前 ヒメハラナガツチバチ
分類 ハチ目・ツチバチ科
学名 Campsomeris annulata
分布域 国内では本州から九州、沖縄地方まで分布している
大きさ 体長 11~19mm程度
出現期 成虫は主に5~10月頃にかけて見られる
食べ物 成虫は花の蜜、幼虫はコガネムシ類の幼虫など
越冬 冬は成虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

ヒメハラナガツチバチは、本州から南に分布していて、さまざまな環境で見られる。
他のツチバチと同様、巣をつくることはなく、雌は
コガネムシ類の幼虫に卵を産み付ける。


ヒメハラナガツチバチの分布域

ヒメハラナガツチバチは、国内では本州から九州、沖縄地方まで分布している。
国外ではインドから中国や朝鮮半島、台湾やフィリピン、インドネシアなどに分布していて、インドシナ半島などにも分布するとされている。


ヒメハラナガツチバチの大きさ・特徴

ヒメハラナガツチバチは、名前のように、腹部は長く、雄は体長11~19mm程度、雌は15~22mm程と、体は雌の方が少し大きい。

頭部や胸は黒く、毛はほとんど生えていないが、雄の触角は長く、雌の倍ほどはあるなど、雌雄でやや異なっている。

特に、雄の胸の背面にはよく目立つ黄色の斑があるのが特徴で、腹部にもはっきりとした5本の黄色い帯が見られ、黄色っぽい毛も生えている。

一方、雌の胸部背面は全体に黒くて斑などは見られず、腹部にも黄色い帯はなく、4本の帯に見える黄色の毛が生えているだけになっている。

また、雌雄ともに翅は透明感のある褐色をしているが、雌では翅先が暗色になっているのも特徴になっている。

ヒメハラナガツチバチの特徴


ヒメハラナガツチバチの生態・生活

ヒメハラナガツチバチは、低地から山地にかけて生息していて、森林やその周辺、沿岸域や河川沿いの雑木林や藪などで見られる。
耕作地周辺や寺社林などにも生息していて、市街地近郊の公園でも見られる。

成虫は主に5~10月頃にかけて現れるが、観察期間は長く、地域によっては3~11月頃まで見られる。

日中に活発に活動するが、ヒメハラナガツチバチは単独で生活していて、営巣することはない。
成虫はさまざまな花の蜜などを摂取し、キンケハラナガツチバチなどと同所的に見られることもある。

雌は、ほかのツチバチと同様、土の中や朽ち木の中にいるコガネムシ類の幼虫を探し出し、卵を産み付ける。
この時、地表近くを飛び、嗅覚によって幼虫を探し出すと言われていて、幼虫を探し当てると、地中などに潜って針で刺して麻酔をかけたのち、体表に卵を産み付けるとされている。

孵化した幼虫は宿主を食べて成長し、冬は成虫の雌が土の中などに潜って単独で越冬する。
また、雌は、早ければ翌年の3月頃から活動をはじめるが、雄は6月頃になって現れる。


ヒメハラナガツチバチについての参考・その他

ヒメハラナガツチバチは活発に活動するが、人に対しては特に攻撃的なことはない。
但し、捕まえようとしたりすると刺されるので、無暗に刺激を与えない方がよい。

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