昆虫図鑑・コモンツチバチ

コモンツチバチ

昆虫図鑑・コモンツチバチ
昆虫図鑑・コモンツチバチ 1 昆虫図鑑・コモンツチバチ 2

名前 コモンツチバチ
分類 ハチ目・ツチバチ科
学名 Scolia decorata
分布域 国内では北海道から本州、四国、九州にかけて分布している
大きさ 体長 15~23mm程度
出現期 成虫は主に7~10月頃にかけて見られる
食べ物 成虫は花の蜜、幼虫はコガネムシ類などの幼虫など
越冬 冬は成虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

コモンツチバチは国内で広く見られるツチバチの仲間で、腹部には帯状に見える黄色い斑がある。
卵は
コガネムシ類などの幼虫に産み付けられ、孵化した幼虫はそれらを餌として成長する。


コモンツチバチの分布域

コモンツチバチは中国や朝鮮半島、日本などに分布するとされている。
国内では北海道から本州、四国、九州に分布していて、伊豆諸島や小笠原諸島でも見られる。


コモンツチバチの大きさ・特徴

コモンツチバチは、体長15~23mm程度で、体は細長く、触覚や脚などを含め、全体に黒色をしている。
体は雌の方が大きいが、触覚は雄の方がかなり長くなっている。

雌雄ともに、腹部には黄色い斑や波状の帯が見られるのが特徴で、雄では腹部背側の中央で僅かに切れているが、帯状に繋がっているものも見られる。
一方、雌では中央で切れていて、左右に離れているものが多い。

また、肩になる胸の前方にも黄色い斑があるが、この斑がないものも見られ、個体差がある。

腹部の帯模様を見るとオオモンツチバチにやや似ているが、オオモンツチバチの胸部背側には目立つ黄色い斑がある。


コモンツチバチの生態・生活

コモンツチバチは低地から山地まで見られ、林縁や草原、耕作地周辺などに生息している。
河川沿いの草地や寺社内などでも見られ、植物が多ければ市街地近郊の公園でも見ることができる。

成虫は主に7~10月頃にかけて現れるが、地域によっては6~11月頃まで見られ、蜜を求めてさまざまな花に集まる。
時には複数が同所的に見られることがあるが、コモンツチバチは単独で生活していて、群れをつくることはない。

産卵のための巣をつくることはなく、雌は土の中にいるコガネムシ類などの幼虫を探し出し、針を刺して麻酔をかける。
その後、卵を産み付け、孵化した幼虫はそれらを餌として成長する。

冬は成虫で過ごし、土の中に潜って越冬すると言われている。


コモンツチバチについての参考・その他

雌は針があるので刺すこともあるが、コモンツチバチは人への攻撃性は低く、捕まえたりしない限りは向かってくるようなことはない。

また、コモンツチバチはアジアに広く分布しているとされているが、国内で見られるものは亜種・Scolia decorata ventralisとされているようではある。
ただ、基亜種についてのほか、詳しい分布域や亜種などについては分からなかった。

●ツチバチ科の昆虫ヘ
●このページの上へ


 「プライベート・インセクト・ブック」は昆虫図鑑です
主に身近で見ることができる昆虫を中心に写真と一緒に紹介しているので、昆虫写真集などとしても利用してみてください

動物図鑑
魚類図鑑
鉱物図鑑
星座図鑑