昆虫図鑑・アオバハゴロモ

アオバハゴロモ

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名前 アオバハゴロモ
分類 カメムシ目・アオバハゴロモ科
学名 Geisha distinctissima
分布域 国内では本州から南に分布している
大きさ 体長 5.5~7mm 程度
出現期 成虫は、主に7~10月頃にかけて見られる
食べ物 成虫・幼虫共にさまざまな植物の葉汁など
越冬 冬は卵で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

アオバハゴロモはカメムシの仲間で、名前のように、全体が青葉のような綺麗な淡い緑色をしている。
前翅の縁が赤っぽくなっているのが特徴で、国内では本州から南に分布している。


アオバハゴロモの分布域

アオバハゴロモは、中国や台湾、日本などに分布していて、国内では本州から九州、沖縄地方まで分布している。


アオバハゴロモの大きさ・特徴

アオバハゴロモは、体長5.5~7mm程で、翅を含めると9~11mm程の大きさがある。

全体に淡い緑色をしていて、翅は大きく、やや暗色の翅脈がよく目立つ。
前翅の縁がピンク色や紅色のような色をしているのが特徴で、頭部から胸の背にかけても、やや暗色の筋が見られる。

また、後ろ翅は透明感のある乳白色で前翅よりも大きいが、とまっていると前翅に隠れてしまっている。

体は頭部や胸が幅広く、後方に向かうにしたがって細くなっているが、これも翅に隠れて見えなくなっている。


アオバハゴロモの生態・生活

アオバハゴロモは、低地から低山地にかけて生息していて、森林やその周辺などで見られる。
また、河川沿いの雑木林や寺社林のほか、市街地近郊の公園や庭園などでも見られる。

成虫は主に7~10月頃にかけて現れるが、地域によっては11月頃まで見られる。

アオバハゴロモは、昼間に活動するが、夜間の灯火などにもしばしば集まってくる。
複数で見られることも多く、成虫、幼虫ともに、さまざまな植物から汁を摂取する。

とまっている時は翅を立てていて、茎などにいると若い新芽のようにも見える。

ところで、アオバハゴロモの幼虫は、成虫と同じような形と色をしているが、翅がないことから違った昆虫にも見える。

また、幼虫は腹部の先から白い蝋物質を分泌し、しばしばそれを全身にまとっているので、全体に綿のように白くも見える。
この白い物質はしばしば周囲の茎などにも付着して、白カビが発生しているようにも見える。

この物質は触れると取れてしまうが、幼虫も複数が一緒にいることが多く、その様な場合、植物の多くの部分が白くなっていることもある。

卵は枯れ枝などの樹皮の間などに産み付けられ、冬は卵で越冬する。


アオバハゴロモについての参考・その他

アオバハゴロモは、さまざまな植物の汁を摂取しているが、ミカン類やクワ、イチジクなどの栽培植物にも集まることから、時には害を及ぼすことがある。
大きな被害を与えることは稀だが、時に害虫として駆除されることがある。

また、学名に「Geisha」とついているが、これはアオバハゴロモの体色の淡い緑色と翅縁のピンク色との対比などが美しいことから、「芸者」に因んで付けられたと言われている。

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