昆虫図鑑・アブラゼミ

アブラゼミ

昆虫図鑑・アブラゼミ
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名前 アブラゼミ
分類 カメムシ目・セミ科
学名 Graptopsaltria nigrofuscata
分布域 国内では北海道から九州まで広く分布している
大きさ 全長55~60mm程度
出現期 成虫は主に7~9月頃に見られる
食べ物 成虫・幼虫ともに樹液や植物の汁など
越冬 冬は卵で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

アブラゼミは国内各地に広く分布していて、都市部の公園でも見ることができる。
鳴き声は大きくてうるさくもあるが、夏の風物詩にもなっている。


アブラゼミの分布域

アブラゼミは中国北部から朝鮮半島、日本などに分布していて、国内では北海道から九州まで広く分布している。
低地から山地にかけて生息していて、森林から都市部の公園など、幅広く見られる。


アブラゼミの大きさ・特徴

アブラゼミは全長55~60mm(体長35~38mm)ほどで、セミの中では大きいが、クマゼミよりは少し小さい。
体は黒色や黒褐色で、前胸背側には一対の大きな褐色の斑がある。

翅は全体に褐色をしているのが特徴で、これが油紙のように見えることから名前がつけられていると言われている。
翅には淡褐色や暗褐色の斑が見られるが、前翅・後翅とも不透明になっているのもアブラゼミの特徴になっている。


アブラゼミの生態・生活

アブラゼミは低地から山地まで生息していて、森林や疎林などのほか、都市部の公園や街路樹などでもふつうに見られる。

成虫は7~9月頃まで見られるが、10月頃でも見られることがある。
鳴き声は「ジー」や「ジジジ」などで大きな声で鳴くが、この音が油が煮えたぎったときの音に似ていることから「アブラゼミ」と名付けられたとも言われている。
但し、鳴くのは雄で、雌は鳴かない。

また、市街地では夜間でも気温が下がらず、街灯なども多いこともあり、夜間でも鳴き声が聞こえることもある。

成虫の期間は2週間程度と言われていて、樹液を吸って生活しているが、サクラやリンゴ、ナシなどのバラ科植物で多く見られる。

危険を感じたり、鳥などの捕食者が近づいてくると、クマゼミは飛んで逃げるが、アブラゼミは付近の樹木に隠れる傾向があると言われている。

卵は白くて長さ2mmほどで細長く、バラ科植物などの木の幹の中に産みつけられる。
冬は卵で越冬し、翌年の夏に孵化する。

孵化した幼虫は土の中に潜り、木の根や草の汁を吸って成長する。
1齢幼虫は、4~6年の間に4回脱皮して終齢幼虫となる。
その後、夜間に地上に現れ、木の枝などに登って成虫となる。


アブラゼミについての参考・その他

アブラゼミは、しばしばクマゼミなどと一緒に見られ、1本の木に両種が何匹かがいることも多い。
また、クマゼミが多いところではアブラゼミが少なく、アブラゼミが多いところでクマゼミが少ないように感じられる。

この他、アブラゼミは果樹園でも見られ、害虫とされることもあるほか、南西諸島には別種のリュウキュウアブラゼミ(Graptopsaltria bimaculata)が生息している。

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