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| 名前 | 二ホンキマワリ (キマワリ) |
| 分類 | 甲虫目・ゴミムシダマシ科 |
| 学名 | Plesiophthalmus nigrocyaneus |
| 分布域 | 国内では北海道から九州地方まで広く分布している |
| 大きさ | 体長16~24mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~10月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫、幼虫ともに腐植質や菌類など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| 二ホンキマワリはゴミムシダマシの仲間で、国内の多くの地域でふつうに見られる。 単に「キマワリ」とも呼ばれ、倒木や朽ち木などがあれば市街地近郊の公園で見られることもある。 キマワリの分布域 二ホンキマワリ(以下キマワリ)は北海道から本州、四国、九州地方にかけて分布していて、各地でふつうに見られる。 また、「二ホン」と名前についているが、国外ではロシア極東地方や中国東部、朝鮮半島などにも分布するとされている。 キマワリの大きさ・特徴 キマワリは体長16~24mm程で、ゴミムシダマシの中では比較的大型になる。 脚は長く、前脚の太ももにあたる腿節の中程には膨らみがあり、段差があるのが特徴になっている。 上翅には縦筋があり、複眼は大きいが、触角の基部が複眼に食い込んだようになっているのも特徴的である。 また、触角の第2節はかなり短く、第3節は第4節の倍ほどの長さはあり、全部で11節ある。 体色は全体にやや光沢のある黒色だが、脚は褐色を帯びているものも見られる。 また、体色も藍色や銅色を帯びたようなもの見られ、光の具合によってもやや違って見える。 クロツヤキマワリとは大きさが同じほどで、大変よく似ているが、クロツヤキマワリの前脚腿節にある膨らみは突起のようになっていてよく目立ち、前胸背板の後方に窪みが見られる。 また、胸部を上から見ると、クロツヤキマワリには膨らみがあって、胸の中央付近がもっとも広くなっているように見えるが、キマワリでは胸の後方がもっとも広くなっているなどの違いがある。 ヒメキマワリともよく似ているが、ヒメキマワリは体長10~12mm程で、体はキマワリよりも小さいが、前脚の腿節にある膨らみはヒメキマワリの方が強く、クロツヤキマワリのように突起のようになっている。 また、クチキムシともよく似ているが、触覚を見ると、キマワリの第3節は第4節よりかなり長くなっているが、クチキムシではほぼ同じほどの長さになっている。
キマワリの生態・生活 キマワリは低地から山地まで生息していて、林内や林縁などでふつうに見られる。 河川沿いの雑木林や寺社林などのほか、倒木や朽ち木などがあれば、市街地近郊の公園でも見られる。 成虫は主に5~10月頃にかけて現れ、成虫、幼虫ともに朽ち木などの腐植質やキノコ類など食べる。 倒木や薪があれば、しばしばカミキリムシの仲間やヒメキマワリ、サトユミアシゴミムシダマシと一緒に見られることもある。 キマワリは昼夜共に活動するが、倒木の隙間や樹皮の間などに隠れていることも多い。 飛ぶことはできるが、ほとんど飛ぶことはなく、近づいて行くと樹皮の隙間などに歩いて逃げる。 また、林内などでは、樹木の幹をグルグルと速足で回っている様子が見られることがあるが、「木廻(きまわり)」の名前はその様子から付けられている。 しかし、キマワリが観察されるのは湿度のある林内などの朽ち木や倒木の周辺が多く、それらの上で見られることが多い。 雌は倒木や朽ち木の中などに産卵し、冬は幼虫で越冬し、翌年の春に蛹になったのち、やがて成虫として現れる。 キマワリについての参考・その他 キマワリは広い地域でふつうに見られるが、直接的な人との接触がなく、あまり目立たない昆虫とも言われている。 しかし、成虫、幼虫ともに腐植質などを食べるので、自然環境の循環を助けているとも言われている。 また、キマワリは基亜種・ P. n. nigrocyaneus の他に、九州地方に分布するものを亜種・P. n. aeneus、種子島や屋久島のものを亜種・P. n. yakushimanus とするようだが、伊豆諸島や奄美地方のものを更に別亜種にするような資料も見られ、亜種については確認できなかった。 |
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