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| 名前 | クロボシツツハムシ |
| 分類 | 甲虫目・ハムシ科 |
| 学名 | Cryptocephalus luridipennis |
| 分布域 | 国内では本州から四国、九州地方にかけて分布している |
| 大きさ | 体長 5~6mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に4~8月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は広葉樹の葉、幼虫は腐植質などを食べる |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| クロボシツツハムシは朱赤に黒い斑があり、葉の上にいてもよく目立つ。 幼虫は、自分の糞などで筒状の巣のようなものをつくり、その中で生活するという変わった生態をしている。 クロボシツツハムシの分布域 クロボシツツハムシは本州から四国、九州地方にかけて分布していて、国外ではロシア極東地方や中国東部、朝鮮半島や台湾なども分布すると言われている。 クロボシツツハムシの大きさ・特徴 クロボシツツハムシは体長5~6mmで、ハムシの中では円筒形のような体つきをしている。 全体に朱赤のような体色に黒い斑があり、よく目立つ。 ふつうは上翅に三対、合計で六つの黒斑があり、胸にも不規則な黒い斑がある。 ただ、頭部も黒いが、黒斑には変化があり、胸の多くが朱赤のものから、ほとんど黒いものまで見られる。 クロボシツツハムシは、一見すると北海道に分布するとされているムツボシツツハムシと大変よく似ているが、ムツボシツツハムシの上翅の外縁は黒く縁取りされているなどの違いが見られる。 クロオビツツハムシにも似ているが、名前のように、クロボシツツハムシの上翅の黒斑は点状になっているが、クロオビツツハムシでは帯状になっている。
また、クロボシツツハムシは、体色や模様の様子から、ナナホシテントウなどのテントウムシに似た感じがする。 これは、ナナホシテントウは、危険を感じたりすると脚の付け根からにおいのある黄色い体液を出すが、体液にはアルカロイドが含まれていて、野鳥などはこれを嫌うため、捕食されないと言われている。 体の派手な赤っぽい地に黒色の斑もこれと同じで、鳥やトカゲなどに対しての警戒色になっていると考えられている。 その為、クロボシツツハムシはナナホシテントウなどに擬態していると考えられていて、体色や模様は警戒色になっていると言われている。 クロボシツツハムシの生態・生活 クロボシツツハムシは低地から低山地などに生息していて、林縁や疎林、雑木林や寺社林などのほか、樹木の多い市街地近郊の公園や、時には庭先で見られることもある。 成虫は主に4~8月頃にかけて現れ、サクラやクヌギ、コナラやクリ、ハンノキなどの広葉樹の葉を食べる。 雌は4~7月頃に産卵するが、クロボシツツハムシの産卵の様子は特徴的で、雌は産卵したばかりの卵を後ろ脚で抱え込み、その周りを自分の糞で塗り固めるように包み込む。 その後、地面に落とすという変わったもので、孵化した幼虫も、自分の糞や分泌物を加えて筒状の巣のようなものをつくるという変わった生態をもっている。 卵を糞で包み込んだり、幼虫が筒状の巣のようなものをつくるのは、外敵から身を守るためと考えられているが、幼虫は、危険を感じると、頭と脚だけを筒から出して移動する。 幼虫は地表で腐植質を食べて成長し、冬は枯れ葉の下などで筒に入ったまま幼虫で越冬する。 翌年の春になると筒の入り口が塞がれてサナギとなり、やがて成虫となって現れる。 クロボシツツハムシについての参考・その他 「ツツハムシ」の名前は、幼虫期に自分の糞などでつくった筒状の巣のようなものをつくることから付けられているが、成虫が、ハムシの中では筒状のような体つきをしているからとも言われている。 いずれにしてもツツハムシの仲間は変わった生態をしていて、クロボシツツハムシも特徴のある産卵の様子や幼虫期を過ごしている。 |
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