昆虫図鑑・タテスジヒメジンガサハムシ

タテスジヒメジンガサハムシ

昆虫図鑑・タテスジヒメジンガサハムシ

名前 タテスジヒメジンガサハムシ
分類 甲虫目・ハムシ科
学名 Cassida circumdata
分布域 国内では本州から沖縄地方にかけて分布している
大きさ 体長 4~5mm程度
出現期 南西諸島では、成虫はほぼ1年を通して見られる
食べ物 成虫・幼虫ともにヒルガオ科植物の葉を食べる
越冬 冬は成虫で越冬すると言われている

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

タテスジヒメジンガサハムシはカメノコハムシの仲間で、カメノコ(亀の甲羅)でも背負ったような丸みを帯びた体つきをしている。
光沢のある金緑色のような色をしていて、その周りには黒っぽい斑が見られる。


タテスジヒメジンガサハムシの分布域

タテスジヒメジンガサハムシは中国南部や台湾、フィリピンや東南アジアなどに分布していて、インドやスリランカにも分布している。

国内にも分布していて、以前は南西諸島で見られたが、近年は本州から四国、九州地方にかけても見られ、分布域を北へと広げている。


タテスジヒメジンガサハムシの大きさ・特徴

タテスジヒメジンガサハムシは体長4~5mm程で、体は全体に丸みを帯びて盛り上がっている。
体色はまったく違うが、
テントウムシの仲間のように見えなくもなく、卵を半分に切ったような体つきをしている。

背側は光沢のある金緑色のような綺麗な色をしているが、縁は半透明で透けていて、特徴的な体をしている。
背には金緑色を取り巻くように黒っぽい斑があり、「U」字のようにも見える。

小盾板から後ろへかけても黒っぽい斑が見られるが、「U」字の斑を含め、斑には変化があり、薄いものやほとんど斑がないようなものも見られる。


タテスジヒメジンガサハムシの生態・生活

タテスジヒメジンガサハムシは主に低地に生息していて、林縁や植物が茂る空き地、海岸や河川沿いの草むらなどのほか、耕作地周辺でも見られる。

成虫は主に5~8月頃にかけて見られるが、南西諸島では年に数回出現すると言われていて、ほぼ1年を通して観察できる。

葉上で見ることが多いが、タテスジヒメジンガサハムシの体色は保護色になっているようで、縁が半透明になっているのも、体の輪郭をぼかす効果があるようにも見える。

時に
ヨツモンカメノコハムシと同所的に見られることもあるが、ヨツモンカメノコハムシもタテスジヒメジンガサハムシと同様、元は南西諸島に分布していたが、近年分布域を北へと広げている。

両種の食性や生活の様子は似ていて、タテスジヒメジンガサハムシも成虫・幼虫ともにヒルガオやハマヒルガオ、サツマイモやアサガオ、ヨウサイなど、ヒルガオ科の植物の葉を食べる。

タテスジヒメジンガサハムシの幼虫は、紡錘形のような体つきで淡い緑色のような色をしていて、側面には長い棘がある。

尾部の末端にも2本の長い棘があり、ヨツモンカメノコハムシと同様、ここに脱皮した殻を順次付けていくので、長い尾のようになる。
危険を感じるとこの殻をかかげて身を守るようにするが、この習性も両種ともによく似ている。

冬は成虫で越冬し、春になると活動をはじめると言われている。


タテスジヒメジンガサハムシについての参考・その他

タテスジヒメジンガサハムシは、成虫・幼虫ともに作物であるサツマイモも好み、葉にいくつもの穴をあけるようにして食べる。

大量発生すると、発育が遅れたり収量が減る恐れがあることから、時に害虫として駆除されている。

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