昆虫図鑑・アオドウガネ

アオドウガネ

昆虫図鑑・アオドウガネ
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名前 アオドウガネ
分類 甲虫目・コガネムシ科
学名 Anomala albopilosa
分布域 国内では本州から九州、沖縄地方まで分布している
大きさ 全長17~25mm程度
出現期 成虫は主に6~9月頃に見られる
食べ物 成虫は広葉樹の葉、幼虫は植物の根や土の中の有機物など
越冬 冬は幼虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

アオドウガネは、関東地方辺りから南ではふつうに見られるコガネムシの仲間で、時には庭先で見ることもある。
全体に緑色なので
コガネムシと似ているが、アオドウガネの光沢はコガネムシに比べるとずっと鈍くなっている。


アオドウガネの分布域

アオドウガネは本州から九州、沖縄地方まで分布していて、本州では関東地方辺りから南に多い。
また、国外では朝鮮半島や台湾などに分布するとされている。


アオドウガネの大きさ・特徴

アオドウガネは体長17~25mm程で、全体に丸く、ずんぐりとした体つきをしている。

名前のように、鈍い光沢のある緑色をしているが、光の具合によっては銅色を帯びたようにも見える。
しかし、体に斑などはなく、腹部の端(尾節板)には長い毛が生えているのも特徴になっている。

アオドウガネは全体に緑色をしていて、体つきもコガネムシに似ているが、アオドウガネの体の光沢はコガネムシのような金属光沢はない。
また、コガネムシの胸の背には浅い縦筋か見られるが、アオドウガネでは縦筋などは見られないなどの違いがある。

ドウガネブイブイとは体色で見分けることができるが、お尻のように見える腹部の端を見ると、ドウガネブイブイは僅かに毛が生えている程度だが、アオドウガネでは全体に毛が生えている。

ヤマトアオドウガネとはよく似ているが、アオドウガネの上翅の側縁部の隆起は後ろ縁近くまで延びているが、ヤマトアオドウガネの隆起は上翅の中程で終わっていることを参考にすることになる。

アオドウガネとコガネムシの比較・違い
アオドウガネとコガネムシの比較と違い

アオドウガネとドウガネブイブイの比較・違い
アオドウガネとドウガネブイブイの比較と違い


アオドウガネの生態・生活

アオドウガネは低地から山地にかけて生息していて、森林や雑木林、寺社林や耕作地周辺などで見られるが、市街地近郊の公園や庭先など、さまざまな場所で観察できる。

成虫は主に6~9月に現れるが、地域によっては5~10月頃でも見られる。

アオドウガネは、日中は葉上や葉の裏で休んでいることが多く、夜間になると活発に活動をはじめる。
灯火にもよく集まり、成虫はサクラやケヤキなどのほか、さまざまな広葉樹の葉を食べ、クズ類なども食べる。

雌は肥えた土壌の中に産卵し、孵化した幼虫は、地中で植物の根や腐葉土などを食べて成長する。

冬は幼虫で土の中に潜り込んで越冬し、翌年の春に蛹になり、やがて成虫として現れる。


アオドウガネについての参考・その他

アオドウガネは広葉樹の葉を食べるが、庭木やキャベツなどの野菜、リンゴやカキなどの果樹などの葉や花びらなども食べ、幼虫は草木の根を食べることから植物を枯死させることがある。

その為、ドウガネブイブイと同様、農作物や園芸種に害を与えることから、成虫、幼虫ともに害虫として駆除の対象になっている。

尚、アオドウガネには次の亜種が知られている。

Anomala albopilosa albopilosa
本州や四国、九州、屋久島辺りまでに分布する基亜種で、朝鮮半島にも分布している

A. a. gracilis
トカラ列島から奄美大島、徳之島などに分布する亜種

A. a. sakishimana
宮古島や石垣島、西表島に分布する亜種

A. a. trachypyga
台湾の亜種

A. a. yashiroi
沖永良部島から沖縄島にかけての亜種

A. a. yonaguniana
与那国島の亜種

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