昆虫図鑑・ヒラタハナムグリ

ヒラタハナムグリ

昆虫図鑑・ヒラタハナムグリ
昆虫図鑑・ヒラタハナムグリ 1 昆虫図鑑・ヒラタハナムグリ 2
昆虫図鑑・ヒラタハナムグリ 3 昆虫図鑑・ヒラタハナムグリ 4

名前 ヒラタハナムグリ
分類 甲虫目・コガネムシ科
学名 Nipponovalgus angusticollis
分布域 国内では北海道から九州まで広く分布している
大きさ 全長4~7mm程度
出現期 成虫は主に4~8月頃に見られる
食べ物 成虫は花粉や朽ち木、幼虫は腐植土や朽ち木など
越冬 冬は成虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

ヒラタハナムグリは、国内ではふつうに見られるハナムグリで、低地から低山地まで生息している。
ハナムグリの中では小さく、体は扁平している。


ヒラタハナムグリの分布域

ヒラタハナムグリは、北海道から九州・トカラ列島辺りまで分布していて、伊豆諸島などにも生息している。
低地から低山地まで生息していて、朝鮮半島にも分布していると言われている。


ヒラタハナムグリの大きさ・特徴

ヒラタハナムグリは全長4~7mm程で、ハナムグリの中では小さい部類に入る。

体は扁平していて、他のハナムグリよりは背側が四角っぽくなっているのが特徴で、腹部の後ろ端は上翅よりも長くなっている。

全体に黒っぽい色をしているが、小さな白い斑が散在していて、一部は筋や帯のようになっている。


ヒラタハナムグリの生態・生活

ヒラタハナムグリは低地から丘陵地、低山地にかけて生息していて、草原や疎林、林縁などでふつうに見られる。
寺社林や河川沿いの雑木林などのほか、花があれば市街地の公園でも見ることができる。

成虫は年に1回現れ、4~8月頃にかけて見られるが、地域によっては3月頃でも見られる。

成虫はハルジオンやヒメジョオンなどのキク科植物や、バラやサクラ、リンゴなどのバラ科植物に多く見られるが、アジサイ科やフジなどのマメ科植物など、様々な花を訪れ、潜り込んで花粉などを食べる。

しかし、花に集まるヒラタハナムグリはほとんどが雄で、雌は花に集まることは稀で、ほどんど飛ぶこともないと考えられている。

雌は樹洞内や枯れたマツなどの樹皮下などに隠れていて、腐植土や朽ち木などを食べ、花から栄養を取った雄が朽ち木などに戻って交尾し、雌は朽ち木の中で産卵すると考えられている。

孵化した幼虫は、夏から秋にかけて腐植土や朽ち木などを食べて成長し、サナギを経て成虫となると考えられている。
冬は成虫のまま朽ち木などの中に潜り込んで越冬するが、家屋の腐朽部分などでも越冬することがある。

また、ヒラタハナムグリは偽死することが観察されている。
甲虫類は危険を感じたりすると飛んで逃げるが、
ハムシなどの小さなものはしばしば壊死することがある。
ヒラタハナムグリも脚を縮め、頭部も隠すようにして縮めて花から落ちてくるのが観察される。

夜間は落ち葉の下などで休み、燈火に飛んでくることはない。


ヒラタハナムグリについての参考・その他

ヒラタハナムグリは北海道から九州まで広く分布しているが、トカラ列島で見られるものは別亜種・N. a. maedai とされている。

また、沖縄諸島に分布しているものは別種で、ヨナクニヒラタハナムグリ(Nipponovalgus yonakuniensis)とされている。

●コガネムシ科の昆虫ヘ
●このページの上へ


 「プライベート・インセクト・ブック」は昆虫図鑑です
主に身近で見ることができる昆虫を中心に写真と一緒に紹介しているので、昆虫写真集などとしても利用してみてください

動物図鑑
魚類図鑑
鉱物図鑑
星座図鑑
滝と渓谷・水のある風景
百人一首の風景