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| 名前 | カナブン |
| 分類 | 甲虫目・コガネムシ科 |
| 学名 | Pseudotorynorhina japonica |
| 分布域 | 国内では本州から四国、九州地方にかけて分布している |
| 大きさ | 全長23~32mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6~8月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は広葉樹の樹液や落下果実、幼虫は腐植質など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| カナブンはコガネムシの中でも最もよく見られるもののひとつで、市街地近郊の公園でも見ることができる。 体色には変化があるが、斑などがないのが特徴になっていて、頭部が四角いのも特徴になっている。 カナブンの分布域 カナブンは中国や朝鮮半島、日本などに分布していて、国内では本州から四国、九州地方にかけて分布している。 カナブンの大きさ・特徴 カナブンは体長23~32mm程で、全体にやや扁平したような体つきをしている。 頭部が四角いのがカナブンの特徴になっていて、アオドウガネやドウガネブイブイなどとは容易に見分けることができる。 また、カナブンの小盾板と呼ばれる部分は三角形になっているが、アオドウガネなどでは半円のようになっている。 カナブンには全体に金属光沢があり、体色は茶褐色や黄褐色、赤褐色などをしているが、緑銅色や緑色などのものも見られ、変化がある。 しかし、ハナムグリに見られるような目立つ斑などが見られないのもカナブンの特徴になっているとも言える。 緑色のカナブンはアオカナブンに似ているが、アオカナブンの上翅はカナブンよりも長くなっている。 また、腹側を見ると、カナブンでは左右の後脚の基部がやや離れているが、アオカナブンでは接しているなどの違いが見られる。
カナブンの生態・生活 カナブンは低地から山地まで生息していて、林内や林縁、河川沿いの雑木林や寺社林などでふつうに見られ、市街地近郊の公園でも見られる。 成虫は主に6~8月頃にかけて現れ、日中に活発に活動している様子が観察できるが、カナブンは夜間の灯火にも集まり、夜も活動する。 飛翔力には優れているが、甲虫の仲間の多くは、飛ぶ時には上翅(前翅)を立てなければならないが、カナブンは上翅を立てずに後翅だけを広げて飛ぶことができる。 前翅の外側を僅かに持ち上げることで側面に隙間ができ、その間から後翅を広げることができるようになっていて、ハナムグリの仲間も同じようにして飛ぶことができる。 成虫はクヌギやコナラ、アキニレやシラカシ、クスノキやヤナギ、クリやアカメガシワなど、さまざまな広葉樹で見られ、樹液や落下果実、腐果などを食べる。 しばしばシロテンハナムグリやシラホシハナムグリなどのハナムグリの仲間と一緒に見られるが、ゴマダラチョウやルリタテハが一緒のこともある。 雌は土の中に産卵するが、卵は直径1~2mm程で白っぽい色をしている。 幼虫は終齢で40mm程で、白っぽい色をしているが頭部は褐色をしていて、体側に小さな褐色の斑が幾つか並んでいる。 冬は土の中で幼虫で越冬し、翌年の春に蛹になり、やがて成虫となって現れる。 カナブンについての参考・その他 カナブンの幼虫は、地中で腐植質などを食べて成長すると言われているが、地表で腐植質を食べることも観察されている。 また、幼虫は地表では変わった動きを見せ、腹側を上にして、体をくねらすようにして背中で移動することも観察されている。 この他、カナブンはコガネムシの中ではよく見られるが、近年は個体数が減少している。 多くの昆虫類がそうだと思うが、カナブンは、かつては都市部の公園でも飛んでいる様子がよく見られたが、近年では、都市部の公園で見られることがあっても、数はかなり少なくなっている。 |
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