昆虫図鑑・カタモンコガネ

カタモンコガネ

昆虫図鑑・カタモンコガネ
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名前 カタモンコガネ
分類 甲虫目・コガネムシ科
学名 Blitopertha conspurcata
分布域 国内では北海道から九州まで広く分布している
大きさ 体長8~12mm程度
出現期 成虫は主に5~8月頃に見られる
食べ物 成虫は花粉や花蜜、幼虫は植物の細根など
越冬 冬は幼虫、或いは成虫で越冬すると言われている

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

カタモンコガネは国内のほとんどの地域に分布していて、市街地近郊の公園でも見られる。
成虫は各種の花を訪れ、地表近くを飛び回っている様子がよく観察される。


カタモンコガネの分布域

カタモンコガネは中国北東部や朝鮮半島、日本やロシアのシベリア地方などに分布している。
国内では広く見られ、北海道から本州、四国、九州地方まで分布している。


カタモンコガネの大きさ・特徴

カタモンコガネは体長8~12mm程で、コガネムシの中では小さいが、大きいものでは14mm程の体長がある。

体色は、前胸の背側は黒褐色や黒色で、比較的密な点刻がある。

上翅は茶褐色や淡褐色のような色をしていて、やや透けている。
肩(上翅付け根付近、前胸背板の後ろにある左右の角)にはふつう暗色の斑が見られ、その様子から「カタモン」と名前が付けられていると思うが、肩の他にもまばらな暗色の斑が見られる。

しかし、肩の斑がはっきりしないものも多く、色によっては分かりづらいものもある。

また、胸の上側や腹部側面には淡色の長い毛が生えていて、触覚の先は三つに分かれているが、雄では大きくてよく目立つ。

ウスチャコガネとは同所的に見られることがあるが、どちらも上翅がやや透けていることもあり、一見すると雄同士はよく似ている。

両種の違いは、カタモンコガネの翅には、隆起した縦筋が何本か見られるが、ウスチャコガネでは隆起したはっきりとした筋などは見られない。

また、上から見ると、カタモンコガネの胸や腹部は丸くて膨らみがあるが、ウスチャコガネには膨らみがなく、カタモンコガネよりも全体に細くなっている。


カタモンコガネの雄とウスチャコガネの雄の違い
カタモンコガネとウスチャコガネの違い


カタモンコガネの生態・生活

カタモンコガネは低地から山地まで生息していて、林縁や草地、耕作地周辺などの開けた環境で多く見られる。

寺社林や河川敷、植物がまばらな沿岸の砂地や空き地などのほか、市街地近郊の公園でも見られ、各地でふつうに見られる。

成虫は主に5~8月頃にかけて現れるが、地域によっては4月頃から現れる。

日中に活動し、晴れた日には特に活発に活動する。

カタモンコガネは葉や花の上で見られることが多く、成虫は各種の花を訪れ、花粉や花蜜などを食べる。
また、花や雌を探して、地表近くを飛び回っている様子もよく観察される。

雌は地中に卵を産み付けると言われていて、幼虫は地中で植物の細根などを食べて成長する。

冬は幼虫、或いは成虫で越冬すると言われているので、地域によって異なっているのかもしれないが、はっきりした事は分かっていない。


カタモンコガネについての参考・その他

カタモンコガネは各地でふつうに見られるが、幼虫は園芸種の細根、成虫は花なども食べることから、時に害虫として駆除されることがある。

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