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| 名前 | シロテンハナムグリ |
| 分類 | 甲虫目・コガネムシ科 |
| 学名 | Protaetia orientalis |
| 分布域 | 国内では北海道から九州、沖縄地方まで分布している |
| 大きさ | 体長16~25mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~9月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜や樹液、幼虫は土の中の有機物など |
| 越冬 | 冬は幼虫、または成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| シロテンハナムグリは各地でふつうに見られ、背には小さな白斑が散在しているのが特徴になっている。 カナブンと同じぐらいの大きさのハナムグリで、生態や生息環境もカナブンとよく似ている。 シロテンハナムグリの分布域 シロテンハナムグリは中国や朝鮮半島、日本や台湾などに分布しているハナムグリの仲間で、インド北東部でも観察記録があると言われている。 国内では北海道から九州、沖縄地方まで分布していて、幾つかの亜種が知られている。 シロテンハナムグリの大きさ・特徴 シロテンハナムグリの体長は16~25mm程で、ハナムグリの中では大型の部類になる。 全体に光沢があり、背には小さな白斑が散在しているのが特徴になっているが、体色は暗緑色から銅色などでやや変化がある。 シロテンハナムグリはシラホシハナムグリとしばしば同所的に見られることがあり、一見すると両種はよく似ている。 よく見ると体色や白い斑の模様が違っているようだが、個体差もあって分かりづらい。 一般に、シロテンハナムグリではシラホシハナムグリに比べると前脚が長く、特に前脚の先の跗節(ふせつ)の部分が長くなっている。 頭楯(頭部の前縁)部分を見ると、シラホシハナムグリではほぼ真っすぐになっているが、シロテンハナムグリでは中央部が僅かに窪んでいるという特徴がある。 また、上翅の先の様子を見ると、シロテンハナムグリでは特に尖っていないが、シラホシハナムグリではやや尖っているなどの違いが見られる。 しかし、両種を見比べて見ると分かりやすいが、単独でいると分かりづらいことも多いので、全体の様子を見て判断する方がよい。
シロテンハナムグリの生態・生活 シロテンハナムグリは低地から丘陵地、低山地などに生息していて、森林や林縁、寺社林や河川沿いの雑木林、耕作地周辺などで見られる。 荒れ地や埋め立て地、市街地近郊の公園や、時には庭先でも見られ、シロテンハナムグリはさまざまな環境に適応している。 成虫は主に5~9月頃に現れるが、地域によっては4~12月頃まで見ることができる。 成虫は日中に活発に活動し、さまざまな花の蜜や花粉などを摂取するが、夜間の灯火にも寄ってくる。 また、シロテンハナムグリはクヌギやコナラなどの広葉樹の樹液や熟した果実でもよく見られ、しばしばカナブンやシラホシハナムグリなどと一緒に見られる。 飛ぶ時は、他の甲虫類とは違い、ハナムグリやカナブンの仲間は後翅と体の間に溝があり、前翅をたたんだままで飛ぶことができるという特徴をもっている。 雌は、湿気のある腐葉土や枯れ草が堆積した栄養が豊富な土の中に20~30個程の卵を産卵し、卵は2週間ほどで孵化する。 孵化した幼虫は、土の中で朽ち木や腐植土などを食べて成長し、冬は幼虫、または成虫のままで越冬する。 シロテンハナムグリについての参考・その他 シロテンハナムグリはさまざまな環境で見られるが、ひとつは成虫のまま越冬できることで、複数年に渡って繁殖することができることに因ると言われている。 環境によく適応していて、カナブンが減少しているような場所でも、個体数が維持されているとも言われている。 尚、国内で見られるシロテンハナムグリには、本州や四国、九州などで見られる亜種・P. o. submarmoreas、トカラ列島で見られるものは、P. o. tokaranaとされていて、沖縄地方などのものは台湾産の亜種・P. o. sakaii が移入定着していると言われている。 ただ、本州や四国、九州などのものは中国などに分布する基亜種・P. o. orientalisと同じしている資料も見られ、これについては確認できなかった。 また、八重山諸島に分布するイシガキシロテンハナムグリは別種・Protaetia ishigakiaとされている。 |
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