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| 名前 | サビキコリ |
| 分類 | 甲虫目・コメツキムシ科 |
| 学名 | Agrypnus binodulus |
| 分布域 | 国内では北海道から九州地方まで広く分布している |
| 大きさ | 体長12~16mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~8月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は植物の葉や樹液、小さな昆虫類、幼虫は腐植質など |
| 越冬 | 冬は幼虫や成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| サビキコリは、分布域ではふつうに見られるコメツキムシの仲間で、名前のように、サビた鉄のような体色をしている。 仰向けになると瞬時に跳ね上がり、元の姿勢に戻るという、おもしろい特技を備えている。 サビキコリの分布域 サビキコリは、北海道から本州、四国、九州地方にかけて分布していて、ロシア極東地方や朝鮮半島、中国東部などにも分布するとされている。 サビキコリの大きさ・特徴 サビキコリは体長12~16mm程度で、体は全体に扁平していて幅広い。 体色は光沢のない暗褐色や黒色のような色をしていて、ふつうは脚や触角は赤褐色をしている。 上翅には浅い縦筋が見られ、背側には白や黄褐色、褐色など、さまざまな濃淡の鱗毛があり、全体の様子はサビた鉄のようにも見える。 一見してホソサビキコリとはよく似ているが、ホソサビキコリはサビキコリよりも細い体つきをしている。 また、サビキコリの前胸の背側には、中央のやや後方に1対の突起が見られるが、ホソサビキコリでは見られないなどの違いがある。
サビキコリの生態・生活 サビキコリは低地から低山地にかけて生息していて、森林や林縁、雑木林や草むらなどで見られる。 寺社林や耕作地周辺のほか、市街地近郊の公園でも見られ、分布域ではふつうに見られる。 成虫は主に5~8月頃にかけて現れるが、4~11月頃でも見られる。 日中に活動するが、サビキコリは夜間の灯火などにもよく寄ってくる。 動きは比較的緩慢で、葉上にいると見つけやすいが、木の幹や枝などにいると体色の様子が似ているので見つけにくい。 サビキコリの前胸の両側の下面には深い切れ込みがあり、触覚を収めることができるので、近寄ると触角を閉じてじっとしている。 捕まえようとすると地面に落ちて逃げたりするが、地面に落ちると一層見つけ出すのが難しい。 また、コメツキムシの仲間は、多くのものが体を振り上げて跳ねることができる。 ふつう甲虫類は仰向けになるとなかなか体を元に戻すことができないが、コメツキムシの仲間は頭部と胸を振り上げ、瞬時のうちに水平に戻して跳ねることができる。 サビキコリも、地面に落ちた時に仰向けになっていても、瞬時に跳び上がって元の姿勢に戻り、そのまま逃げていくこともある。 成虫は雑食性で、植物の葉や樹液、花粉などを食べるが、朽ち木やアブラムシなどの小さな昆虫なども食べ、サビキコリは様々なものを食べる。 雌の産卵は春から初夏にかけて行われ、朽ち木や樹皮の隙間などに卵を産み付ける。 孵化した幼虫は木や土の中で柔らかい木質や腐植質などを食べて成長するが、植物の細根やコガネムシ類などの幼虫も食べると言われている。 また、サビキコリは2年から数年ほどの間は幼虫で過ごすと言われている。 やがて木の中でサナギになり、初夏頃には成虫となって現れる。 冬は幼虫で越冬するが、成虫のまま落ち葉の下などで冬を過ごすものもいるとも言われている。 サビキコリについての参考・その他 サビキコリはコメツキムシ科に属しているが、「コメツキムシ」の名前は、その多くの種が、仰向けにすると自ら跳ねて元の姿勢に戻ることができるが、その様子が米をつく様子に似ていることから付けられている。 また、サビキコリの学名の「Agrypnus」はギリシャ語の「眠れない・眠らない」、「binodulus」は「2つのコブ」というような意味らくし、Agrypnusは、ひっくり返されても跳ね起きる様子から、binodulusは胸の突起に由来していると言われている。 しかし、和名の「サビ」は体色がサビた鉄のように見えるからだと思うが、「キコリ」については分からなかった。 尚、サビキコリには次の亜種が知られている。 Agrypnus binodulus binodulus 日本や朝鮮半島、ロシア極東地方や中国江西省に分布する基亜種 A. b. coreanus 中国遼寧省や甘粛省、河南省や湖北省などに分布する亜種で、国内の対馬にも分布するとされている |
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