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| 名前 | チビクワガタ |
| 分類 | 甲虫目・クワガタムシ科 |
| 学名 | Promethis valgipes |
| 分布域 | 国内では本州から四国、九州地方にかけて分布している |
| 大きさ | 体長11~16mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~11月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は昆虫の幼虫、幼虫は朽ち木などの腐植質や菌類など |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| チビクワガタはクワガタムシの中では小型で、大顎が発達していないのが特徴になっている。 成虫は肉食性が強く、朽ち木の中で他の小さな昆虫類などを食べている。 チビクワガタの分布域 チビクワガタは中国や朝鮮半島、日本や台湾などに分布していて、ベトナムなどにも分布すると言われている。 国内では本州から四国、九州地方にかけて分布していて、本州では関東地方より西で見られるが、伊豆諸島にも生息している。 チビクワガタの大きさ・特徴 チビクワガタはクワガタムシの中では小さく、体長は11~16mm程で、他の多くのクワガタムシのように大顎が発達していないのが特徴になっている。 全体に光沢のある黒色をしていて、前胸の背の中央には点刻のある縦溝があり、前方には小さな突起が見られる。 また、前翅にも縦筋が見られるが、雄でも大顎が発達していないので、雌雄の判別は交尾器を調べなければならないとされている。 チビクワガタはマメクワガタと大変よく似ているが、頭部はチビクワガタの方がやや幅が広くなっている。 また、大顎を見ると、チビクワガタの小歯は先端寄りについてるが、マメクワガタの小歯は中央かやや基部寄りについている。 頭楯は、チビクワガタではふたつの突起が見られるが、マメクワガタでは突起などが見られないが、前胸背側の縁の後方に小さな棘のような突起が何本か見られるなどの違いがある。
チビクワガタの生態・生活 チビクワガタは低地から低山地にかけて生息していて、森林や林縁、河川や海岸沿いの雑木林や寺社林などで見られるが、樹木が多ければ市街地近郊の公園でも見られる。 成虫は主に5~11月頃にかけて現れ、サクラやシイ、クヌギなど、さまざまな種類の朽ち木や倒木などで見られる。 ほとんどの時間を朽ち木の中など過ごしているので、見る機会は案外少ないが、朽ち木の樹皮などを剥がしてみると、しばしば集団で見られる。 しかし、樹木や地表で見られることもあり、チビクワガタは夜間の灯火にも寄ってくる。 成虫は樹液などを摂取するが、チビクワガタは肉食性が強く、主に朽ち木の中で他の小さな昆虫類やゴミムシダマシの幼虫などのほか、ミミズなども食べる。 雌は朽ち木の内部や割れ目などに産卵し、孵化した幼虫は朽ち木などの腐植質や菌類を食べて成長する。 幼虫は数ヶ月程度で羽化するが、そのまま朽ち木の中に留まって越冬し、同じ朽ち木の中に親世代の成虫と新成虫とが交じった状態で見られることもある。 チビクワガタについての参考・その他 チビクワガタは成虫で越冬するので、1年を通して見ることができるが、チビクワガタはクワガタの中では珍しく、成虫が幼虫の世話をすることが観察されている。 成虫は幼虫と同じ朽ち木の中などで生活していて、幼虫が食べやすいように朽ち木を噛み砕くという習性があり、亜社会性をもつ昆虫と考えられている。 |
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