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| 名前 | キイトトンボ |
| 分類 | トンボ目・イトトンボ科 |
| 学名 | Ceriagrion melanurum |
| 分布域 | 中国から朝鮮半島、日本など |
| 大きさ | 体長31~48mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~9月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は小型の昆虫類、幼虫はミジンコ類やユスリカ類など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| キイトトンボは、腹部が黄色や黄緑色のような色をしているイトトンボで、本州から南に分布している。 池沼などの止水域に生息しているが、湿った休耕田などでも見られる。 キイトトンボの分布域 キイトトンボは中国から朝鮮半島、日本などに分布していて、国内では本州から四国、九州などに分布している。 佐渡島や隠岐、壱岐、対馬や大隅諸島などの島嶼部でも見られ、止水域に生息している。 キイトトンボの大きさ・特徴 キイトトンボは、イトトンボの中では中型で、31~48mm程の体長がある。 他のイトトンボに比べると腹部はやや太く、体は雌の方が少し大きい。 体色は、雌雄ともに羽化したばかりでは同じで、胸は淡褐色で、腹部は淡い黄緑色のような色をしている。 成熟した雄では腹部が鮮やかな黄色になるのが特徴で、腹の後端(第8~10節)の背面には黒い斑がある。 雌では腹の端の黒い部分は見られないかはっきりせず、腹部は黄色いものも見られるが、黄緑色や黄褐色のような色をしている。 また、雌雄ともに翅は透明で、複眼や胸は黄緑色をしているが、雌の胸が黄褐色のものも見られる。
キイトトンボの生態・生活 キイトトンボは低地から丘陵地にかけての池沼や湿地、湿原などの止水域に生息している。 比較的明るい環境で見られ、草が茂る湿った休耕田などでも見られる。 成虫は主に5~9月頃にかけて現れるが、暖かい地方では年に2回出現し、4~10月頃まで見られる。 食虫性で、ハエやガ、ユスリカなどの飛翔性の小型の昆虫類を食べるが、小型のバッタ類やトンボ類なども食べる。 キイトトンボは水生植物が繁茂する水域に生息していて、水際の植物の周りや茂みの中で見られるが、一匹見つけると、辺りには何匹かいることが多い。 キイトトンボは群れをつくる習性があるようで、羽化後には羽化水域からやや離れた林縁や草地などに多くが集まり、十分に成長するまで留まっている。 やがて成熟し、羽化した水域に戻ってきて繁殖するが、この頃でも、特定の場所やその周辺に多くの個体が集まっている。 休んでいるときは翅を閉じているが、近づくと植物の周りや間をユラユラと飛んで逃げる。 逃げる距離は短く、すぐ近くにとまるが、他のイトトンボと同様、葉や茎に混じって分かりづらい。 キイトトンボだけを見ると鮮やかな黄色をしているが、小さな小枝か茎が風に吹かれているようにも見え、鮮やかな体色だか周りによく溶け込んでいる。 キイトトンボの産卵は雄と雌がつながった連結産卵で行われる。 雄は腹部末端にある付属器で雌の前胸をつかみ、そのまま腹部をまっすぐに立てて、翅を閉じて直立したような姿勢をとる。 その様な形のまま、雌は水中植物の組織内に卵を産み付けるが、直立している雄はほかの雄を警戒していると考えられている。 雌は場所を変えながら産卵を続けるが、雄はその間は僅かに羽ばたきするが、直立した姿勢は変わらない。 冬は幼虫の形で過ごし、幼虫はミジンコ類やユスリカ類などのほか、ハナアブ類の幼虫なども食べて成長する。 春になると羽化し、やがて成虫となって現れる。 キイトトンボについての参考・その他 キイトトンボは都市近郊のため池などでも見られるが、近年の開発などによりため池や水田なども少なくなり、それに伴いキイトトンボの個体数も減少している。 地域によっては分布が局所的になっていて、更なる生息地の減少などが心配されている。 |
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