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| 名前 | ハグロトンボ |
| 分類 | トンボ目・カワトンボ科 |
| 学名 | Calopteryx atrata |
| 分布域 | 国内では本州から四国、九州 |
| 大きさ | 全長57~67mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~10月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫・幼虫ともに小型の昆虫類を食べる |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ハグロトンボは水辺に生息しているカワトンボの仲間で、本州より南に広く分布している。 トンボの中ではやや大型で、名前のように、翅が黒いのが特徴になっている。 ハグロトンボの分布域 ハグロトンボはロシア極東地域や朝鮮半島、中国や日本などに分布していて、北アメリカにも分布すると言われている。 国内では本州から四国、九州に広く分布していて、佐渡島や隠岐、対馬、種子島や屋久島などの島嶼部でも見られる。 ハグロトンボの大きさ・特徴 ハグロトンボはトンボの中ではやや大型で、全長は57~67mm程の大きさがある。 翅が黒いのが特徴で、名前の由来にもなっているが、翅には雌雄ともに斑なども見られない。 体の色は雌雄でやや違っていて、雄は腹部が金属光沢のある緑色をしているが、雌では黒褐色で黒っぽい色をしている。 アオハダトンボとはよく似ていて、同所的に見られることもあり、一見すると分からないことも多い。 ハグロトンボとアオハダトンボの違いは、ハグロトンボの翅の中央から先では、前縁と後ろ縁がほぼ平行になっていて膨らみがないが、アオハダトンボは翅の中央より先がやや膨らんでいて幅広く見えることが見分け方のポイントとされている。 しかし、一種だけを見ていると分かりづらいことも多いので、ハグロトンボの雄の腹部末端の裏は灰色だが、アオハダトンボでは白くなっている。 また、雌では、ハグロトンボの翅には斑がないが、アオハダトンボの雌の羽には白い斑(偽縁紋)があることなども参考にして判断するとよい。 ハグロトンボの生態・生活 ハグロトンボの成虫は、地域によって差があるが、主に5~10月頃にかけて見られる。 低地から低山地にかけての水辺に生息していて、流れの緩やかな水域で見られる。 河川沿いや水田脇のほか、水路などがあれば寺社内や都市近郊の公園でも見ることができる。 また、羽化後の若いものは何匹かの群れになっていて、水辺近くの疎林や林縁などの暗い場所を好むようで、開けた陽の当たるような場所では見られない。 ハグロトンボは、他のトンボ類のように直線的に素早く飛ぶことはなく、ヒラヒラと舞うように飛んでいる。 しばしば地面などにとまっているが、警戒心が強いのか、近づくとすぐに逃げてしまう。 しかし、遠くに飛んで行くことはなく、程よい距離の辺りで止まる。 更に近づくと、またヒラヒラと飛んで、同じほどの距離をあけて止まっている。 翅は閉じて休んでいるが、しばしば翅を閉じたり開いたりしている。 ハグロトンボは枝先などよりも地面の上や葉の上で休んでいることが多いように思うが、これは枝先にいるよりも見つかりにくいからかも知れないが、翅を開閉しているのも、木の葉などに似せた偽装なのかもしれないと考えたりする。 ハグロトンボは他の昆虫類を食べるが、幼虫も食虫性で、他の昆虫類を食べる。 成熟した雄は流れの緩やかな産卵水域で縄張りを主張し、雄は腹の先を雌の頭に押さえつけるようにして連結する。 雌は単独で水面近くの水生植物の組織内に産卵する。 越冬は幼虫の形で行われ、5~7月頃に羽化して成虫となって現れる。 羽化した後、しばらくは羽化水域から離れ、近くの疎林などで成長し、成熟すると産卵水域に戻ってくる。 ハグロトンボについての参考・その他 ハグロトンボは各地の水辺で見られるが、地域によっては個体数が減少しているところもあり、自治体によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種などに指定している。 主な原因は、開発や河川の改修などによる生息環境の減少などだが、水質汚染なども指摘されている。 |
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