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| 名前 | チョウトンボ |
| 分類 | トンボ目・トンボ科 |
| 学名 | Rhyothemis fuliginosa |
| 分布域 | 中国から朝鮮半島、日本など |
| 大きさ | 全長3~4cm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6~9月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は昆虫類、幼虫はボウフラや小さな水生昆虫など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| チョウトンボは金属光沢のある大きな翅が特徴のトンボで、チョウのように翅が大きく、ゆっくりと飛ぶことから名前が付けられている。 主に低地から丘陵地にかけての止水域に生息していて、城の堀などでも見ることができる。 チョウトンボの分布域 チョウトンボは本州や四国、九州などに分布しているが、国外では朝鮮半島や中国、台湾などにも分布していて、ベトナムにも生息していると言われている。 水生植物の多い池や沼、ため池などに生息していて、盛夏にはふつうに見られる。 チョウトンボの大きさ・特徴 チョウトンボは、チョウのように翅が幅広いのが特徴で、他のトンボ類とは違った印象を受け、すぐに見分けることもできる。 また、大きく見えるが全長は3~4cm程で、それほど大きくはない。 後翅の方がより幅広くなっているのもチョウトンボの特徴で、翅には金属光沢がある。 翅の色は、光の具合によって濃い藍色や青紫、緑色などに見えるが、これは翅の色ではなく、構造色になっていて、光の角度と強さによって色が変化し、日差しの弱い曇った日などでは黒っぽくも見える。 体は雄の方がやや大きいが、体色は雌雄ともに黒っぽい色をしている。 また、チョウトンボの雄の後ろ翅はふつう全体に着色されているが、前翅の先は透明で、先端部にはまた色がついている。 雌では後ろ翅の先も透明で、先端部に色がついているものが多いが、斑の様子は個体や地域によって変化がある。 しかし、チョウトンボの翅には金属光沢があり、後ろ翅がかなり幅広いのですぐに分かる。 チョウトンボの生態・生活 チョウトンボは低地から丘陵地、低山地にかけての池や沼、ため池などに生息している。 里山付近の水辺でよく見られるが、水生植物が繁茂する池などがあれば都市近郊の公園でも見られ、城の堀や魚の養殖池にも生息している。 チョウトンボの成虫は一年に一度現れ、主に6~9月頃に見られる。 羽化は主に夜間に行われ、新成虫は早朝に飛び立ち、水辺付近の疎林やその周辺などに移動し、しばらくは群れで留まって成長する。 成熟すると水辺へ戻り、雄は縄張りをつくり、雌を待ち受けるようになる。 チョウトンボの交尾は、雌雄が連結した状態で飛びながら行われる。 その後、雌は単独で浮葉植物の多い水面で打水産卵し、雄は上空で辺りを警戒していることもある。 卵は一週間ほどで孵化し、冬は幼虫の形で越冬する。 成虫はカなどの昆虫類を食べるが、幼虫の間はボウフラや小さな水生昆虫などを食べる。 夜間は森林などに移動して、樹冠近くで休むと言われている。 飛ぶ時はチョウのようにゆっくりと飛ぶが、翅には色があるように見えるので、離れていてもよく目立つ。 しかし、水際の植物などにとまっていると案外目につきにくいので、全体に保護色になっているのだろう。 また、チョウトンボは飛翔能力があり、生息地の外へも進出できる傾向があると考えられている。 チョウトンボについての参考・その他 チョウトンボは夏にはふつうに見られるが、地域によっては生息数が減少しているところもある。 主な原因は、池やため池などの護岸改修などが影響していると言われているが、首都圏などではあまり見かけることがなくなり、 東京都ではチョウトンボを準絶滅危惧種に指定している。 |
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