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| 名前 | ミヤマアカネ |
| 分類 | トンボ目・トンボ科 |
| 学名 | Sympetrum pedemontanum |
| 分布域 | 国内では北海道から本州、四国、九州にかけて分布している |
| 大きさ | 体長32~40mm程度 |
| 出現期 | 成虫は6月下旬頃~12月初旬頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は昆虫類、幼虫はイトミミズや魚の稚魚など |
| 越冬 | 冬は卵で越冬すると言われている |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ミヤマアカネは低地から山地まで、国内に広く分布している赤トンボで、成熟した雄は全体が鮮やかな赤色になる。 雌雄ともに、翅の先端付近に暗褐色の帯があるのが特徴で、他の赤トンボとは見分けやすい。 ミヤマアカネの分布域 ミヤマアカネは、ヨーロッパから中国、朝鮮半島、日本にかけて広く分布していて、国内では北海道から本州、四国、九州地方にかけて分布している。 国内に分布しているものは亜種・Sympetrum pedemontanum elatum とされているが、日本はミヤマアカネの分布の東と南の端にあたっている。 ミヤマアカネの大きさ・特徴 ミヤマアカネは中型のトンボで、体長32~40mm程度、後翅長は25~30mm程の大きさがある。 ミヤマアカネは、雌雄ともに翅の先端部付近には暗褐色の太い帯があるのが特徴になっていて、アキアカネやナツアカネなど、他の赤トンボとは見分けやすくなっている。 体色は、黄色や黄褐色のような色をしているが、雄は成熟すると頭部から胸、腹部までが鮮やかな赤色になる。 一方、ミヤマアカネの雌は成熟しても同じような色をしていて、縁紋と呼ばれる翅の先端近くの前縁に見られる斑も白いままだが、雄では縁紋も赤くなり、翅脈も赤っぽくなる。 また、北海道などの寒冷地に分布しているものは、ユーラシアに分布する基亜種・S. p. pedemontanum のように、翅にある暗褐色の帯が細くなる傾向があるとされている。 ミヤマアカネの生態・生活 ミヤマアカネは低地から山地にかけて生息していて、「ミヤマ(深山)」の名前の様に、標高1500mを超える高所にも生息している。 見かけるのは低地から丘陵地にかけてが多いが、あまり山地に行かないこともあるのだろう。 また、ミヤマアカネは水田や水路、小川などの流れの緩やかな流水域で見られるが、池や沼などの止水域で見られることもあるほか、自然が残っていれば、川幅のある都市部の河川でも見られる。 但し、大きな河川では流れのないようなところで見られ、支流や枝沢があれば、本流よりもそちらの方で多く見られる。 地域によって幅があるが、成虫は6月下旬頃~12月初旬頃にかけて現れる。 幼虫は水辺の水草などに上がって羽化するが、羽化した後は水域近くの草むらなどに移動し、昆虫類やクモ類などを食べて成長する。 夏の間は、雌雄ともに黄色や淡い黄褐色のような色をしているが、秋になると雄は赤く色づき、成熟する。 成熟した雄は水辺に縄張りをもつようになり、雌を待ち受ける。 ミヤマアカネの産卵は、岸に近い水面で、雌雄が連結した状態で行われる。 雌は腹の先を水面に打ち付けるように打水産卵するが、水際で打泥産卵をすることもある。 冬は卵で越冬し、翌年の春に孵化して幼虫(ヤ)になり、ユスリカやイトミミズ、オタマジャクシや魚の稚魚などを食べて成長する。 その後に羽化して成虫として現れると言われているが、ミヤマアカネの越冬の様子などについては、はっきりとしたことは分かっていない。 ミヤマアカネについての参考・その他 ミヤマアカネは、近年の開発などにより生息地が減少していて、それに伴い個体数も減少している。 自治体によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種などに指定しているが、更なる生息地の減少も心配されている。 また、ミヤマアカネは別名・カザグルマトンボ、ヤグルマトンボなどと呼ばれることがあるが、これは、飛んでいると翅の模様が輪のように見えることから付けられている。 |
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