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| 名前 | ショウジョウトンボ |
| 分類 | トンボ目・トンボ科 |
| 学名 | Crocothemis servilia |
| 分布域 | 国内では北海道から九州、沖縄地方まで広く分布している |
| 大きさ | 体長45~55mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~10月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は昆虫類、幼虫はボウフラやアカムシ、イトミミズなど |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ショウジョウトンボは、国内で広く見られるトンボで、池や沼などの止水域で多く見られる。 成熟した雄の体色は、「猩猩緋」のような赤色で、名前の由来になっている。 ショウジョウトンボの分布域 ショウジョウトンボは中国や日本、台湾やインドシナ半島などのほか、インドやアフガニスタンなどにかけても分布している。 国内では北海道南部の一部から九州、沖縄地方まで広く分布していて、アフリカ北部にも分布しているとされている。 ショウジョウトンボの大きさ・特徴 ショウジョウトンボは体長45~55mm程で、アキアカネやナツアカネなどのアカトンボよりもひと回りほど大きい。 体色は、雌や未成熟の雄は黄色や黄褐色、橙黄色のような色をしているが、成熟した雄は全身が鮮やかな赤色になり、複眼や脚も同じような赤色をしている。 また、ショウジョウトンボは、雌雄ともに、翅の基部付近に赤い大きな斑があるのが特徴になっていて、胸の側面にもほとんど黒い筋などが見られないのも特徴になっている。 ナツアカネの成熟した雄も赤くなるので似た感じがするが、ショウジョウトンボの雄のように全体が赤くはならず、翅の基部にも赤い斑が見られない。 ネキトンボやタイリクアカネともよく似ているが、ショウジョウトンボは脚まで赤くなっているが、ネキトンボやタイリクアカネの脚は黒い色をしている。 また、ショウジョウトンボの翅の前縁の先辺りにある縁紋と呼ばれる斑は赤っぽいが、ネキトンボでは黒くなっている。 ショウジョウトンボの生態・生活 ショウジョウトンボは低地から丘陵地などにかけて生息していて、池や沼などの止水域のほか、湿地でも見られる。 水辺に植物が繁茂するところに多く見られ、自然が残っていれば、市街地近郊の公園の池でも見られる。 ショウジョウトンボの成虫は主に5~10月頃にかけて現れるが、地域などによっては4~11月頃まで見られる。 幼虫(ヤゴ)は水中生活をしていて、ボウフラやアカムシ、イトミミズやオタマジャクシなどを食べる。 成長すると水辺の水草などに上がって羽化するが、羽化した成虫は水域近くの疎林や林縁、草地なとに移動して、昆虫類などを食べて成長する。 夏から秋にかけて、成熟した雄は水辺に戻り、縄張りをもって雌を待ち受ける。 この時期には、水面上を飛び回っている様子が観察されるが、ショウジョウトンボは水面に張りだした小枝や水辺近くの岩の上にとまっていることも多い。 ショウジョウトンボの交尾は飛びながら短く行われ、その後、雌は水面に腹の先を打ちつける打水産卵を繰り返す。 冬は幼虫で越冬し、翌年の春に水辺の草や茎などに上がって羽化するが、羽化は夜間の行われると言われている。 ショウジョウトンボについての参考・その他 ショウジョウトンボは北海道から沖縄地方まで広く分布しているが、北海道から屋久島までに分布するものは亜種・Crocothemis servilia mariannae とされていて、トカラ列島より南のものは基亜種・C. s. servilia (タイリクショウジョウトンボ)とされている。 尚、ショウジョウトンボは、漢字表記で「猩々蜻蛉」と書かれるが、「猩々」は中国の古典にある架空の生き物で、日本の古典芸能である能にも「猩々」の演目がある。 この中で、役者の装束などが鮮やかな緋色であったため、特にこの色を「猩猩緋」と呼ぶようになったと言われているが、この色は、当時の南蛮貿易でスペインやポルトガルから入ってきた生地の色にも関係していると言われている。 いずれにしても、ショウジョウトンボは鮮やかな赤色をしていて、「猩猩緋」のような色をしていることから名前が付けられている。 |
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