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| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ハネナガイナゴは、本州から南に広く分布していて、耕作地周辺や草原などに生息している。 しかし、近年では生息数が減少していて、自治体によっては絶滅危惧種などに指定している。 ハネナガイナゴの分布域 ハネナガイナゴは、本州から四国、九州などに分布していて、奄美諸島や沖縄地方にも分布している。 国外でも、中国や台湾、東南アジアからインド、スリランカなどに広く分布している。 ハネナガイナゴの大きさ・特徴 ハネナガイナゴは、雄の体長が17~34mm程度、雌は21~40mm程で、体は雌の方が大きい。 体色はふつう緑色で、背は淡褐色のような色をしている。 また、目の後ろから後方に向かっては暗褐色の帯が見られる。 名前のように翅が長いのが特徴になっていて、翅の後端は後ろ脚の腿節をはっきりと超えている。 しかし、翅が短いとされているコバネイナゴとはよく似ていて、コバネイナゴにも、後ろ脚の腿節を超えた翅が長いものが見られる。 詳しくは腹部の形態などを調べることになるが、雄では、腹部末端の肛上板と呼ばれる部分を見ると、ハネナガイナゴの雄では基部が膨らみ、表面にはやや凹凸がある。 これに対して、コバネイナゴの雄ではほぼ平らで三角形のように見える。 また、腹部末端にある一対の棘状の突起も、ハネナガイナゴではやや外向きに伸びているが、コバネイナゴではほぼ真っすぐになっている。 一方、雌では腹部の下面を見ると、ハネナガイナゴでは第三腹節の後縁にトゲ状の突起が見られるが、コバネイナゴでは見られないなどの違いがある。 ハネナガイナゴの生態・生活 ハネナガイナゴは、低地から丘陵地、低山地にかけて生息していて、草原や耕作地周辺などで多く見られる。 また、河川沿いの雑木林や草むら、城跡などでも見られる。 成虫は年に1回、主に8~11月頃にかけて現れるが、熱帯のものは年に2~3回発生すると言われている。 成虫、幼虫ともに、主にイネ科やカヤツリグサ科植物の葉などを食べる。 また、コバネイナゴなどと共に、作物のイネも食べることから、時に害虫とされることもある。 ハネナガイナゴは日中に活発に活動するが、近づくと、飛んで逃げたりするよりも、葉の間や草むらなどに逃げ込む方が多いように見える。 雌は、土の中に卵嚢に包まれた卵を産みつけ、冬は卵で越冬する。 ハネナガイナゴについての参考・その他 ハネナガイナゴは、以前は各地でふつうに見られたが、イネ科の害虫として、農薬使用などによって駆除され、生息数は激減したと言われている。 近年では、農薬の規制や無農薬栽培などにより、生息数は回復傾向にあるとされているが、コバネイナゴに比べると、回復状況は悪いとも言われている。 また、国内での分布域は広いが、分布や生息地は局所的とも言われていて、自治体によっては、絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定される状況になってしまっている。 |
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