昆虫図鑑・ショウリョウバッタ

ショウリョウバッタ

ショウリョウバッタ
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名前 ショウリョウバッタ
分類 バッタ目・バッタ科
学名 Acrida cinerea
分布域 国内では、本州から九州、沖縄地方まで分布している
大きさ 雄で体長40~50mm程度、雌で75~80mm程度
出現期 成虫は主に8~10月に見られる
食べ物 成虫、幼虫ともに、主にイネ科植物の葉などを食べる
越冬 冬は卵で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他
ショウリョウバッタは、国内に分布しているバッタの中ではもっとも大きいとされている。
大きな脚と尖った頭部が特徴で、本州から南の様々な環境に生息している。


ショウリョウバッタの分布域

ショウリョウバッタは、インドから東南アジア、中国や朝鮮半島、日本や台湾などに分布していて、アフリカやオーストラリアにも分布している。

国内では本州から九州、沖縄地方まで分布していて、近年は北海道でも見られるようになっているとされている。
ただ、北海道については定着しているのかはっきりしない。


ショウリョウバッタの大きさ・特徴

ショウリョウバッタは、雄は体長40~50mm程度、雌は75~80mm程で、体は雌の方がかなり大きい。
大きい雌は体長90mm程に成長するものも見られ、国内に分布しているバッタの中ではもっとも大きいとされている。

体は全体に細長く、頭部は円錐型のようで、先が尖っているのが特徴になっている。
後ろ脚が大きくて長いこともショウリョウバッタの特徴になっていて、触覚は細い紡錘形のようで、頭部の先に付いている。

体色は緑色と褐色のものがあるが、両方が混ざったようなものも見られ、変化が大きい。


ショウリョウバッタの生態・生活

ショウリョウバッタは低地から山地にかけて生息していて、草原や河川沿いの藪などで見られる。
ただ、開けた明るい環境を好み、山地では森林などでは見られず、陽当たりのよい開けた斜面などで見られる。

一方、低地では沿岸の草むらや植物が茂る空き地や造成地などのほか、耕作地周辺や寺社の境内、市街地近郊の公園や住宅地周辺の草むらなど、さまざまな環境で見られる。

日中に活動し、成虫は主に8~10月頃にかけて現れるが、地域によっては7~11月頃にかけて見られるほか、南西諸島では1年を通して見られる。

成虫、幼虫ともにエノコログサやススキ、オヒシバなど、主にイネ科植物の葉などを食べ、しばしば
オンブバッタなど一緒に見られる。

草むらや畦道などを歩いていて、飛び出してくるのは大抵が雄で、体の大きな雌は跳ねて逃げることが多い。
また、雄は飛ぶ時に前後の翅を打ち合わせて「チキチキ」というような音を出すことから、「チキチキバッタ」、或いは「キチキチバッタ」と呼ばれることもある。

雌はイネ科植物の多い土の中に卵を産むが、卵は卵鞘と呼ばれるスポンジ状の泡で幾つか包まれて産卵される。

冬は卵で越冬し、翌年の5~6月頃には孵化する。
その後、何度か脱皮し、7月頃には成虫となって活動をはじめる。


ショウリョウバッタについての参考・その他

ショウリョウバッタは、漢字表記では「精霊蝗虫」と書かれるが、これは、旧暦のお盆(精霊会)の前後に羽化し、数多く現れるようになることから名付けられたと言われている。

また、雄は「チキチキバッタ」などと呼ばれることがあるが、雌は「コメツキバッタ」や「ハタオリバッタ」などと呼ばれることがある。
これは、雌を後ろ足をつかんで捕らえたとき、体を大きく縦に振る様子から付けられたとされている。

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