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| 名前 | オンブバッタ |
| 分類 | バッタ目・オンブバッタ科 |
| 学名 | Atractomorpha lata |
| 分布域 | 北海道から沖縄地方まで、ほぼ全土で観察することができる |
| 大きさ | 体長22~42mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に8~11月頃にかけて見られる |
| 食べ物 | 成虫・幼虫共にさまざまな植物の葉を食べる |
| 越冬 | 冬は卵で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| オンブバッタは国内に広く分布していて、バッタ類の中ではもっともよく知られているひとつになっている。 名前のように、体の大きな雌の上に小さな雄がオンブされるように乗っているのが、よく見られる。 オンブバッタの分布域 オンブバッタは日本各地に分布していて、北海道から沖縄地方まで、ほぼ全土で観察することができる。 国外でも、朝鮮半島や中国、台湾など、東アジアの島嶼部を含めて分布している。 オンブバッタの大きさ・特徴 オンブバッタの体の大きさは雌雄で大きく異なっていて、雌では体長40~42mm程があるが、雄は雌よりもかなり小さく、体長は22~25mm程の大きさしかない。 しかし、体の様子は雌雄ともにほぼ同じで、頭部が尖っていて、触覚はほとんど頭部の先端から延びている。 一見するとショウリョウバッタに似ているが、オンブバッタの頭部から胸にかけての側面には小さな突起が並んでいるのが特徴になっている。 体色は緑色のものが多いが、褐色のものもしばしば見られ、緑色と褐色が混ざったようなものも見られる。 また、赤っぽい色が混ざっているものや、枯れ茎のように見えるものなど、変化がある。 オンブバッタの生態・生活 オンブバッタは低地から丘陵地にかけて多く生息していて、草原に多いが、林縁や耕作地、草のある空き地や造成地などにも生息している。 公園や庭先などでも見られ、各地にふつうに生息している。 成虫は主に8~11月頃に見られるが、地域によっては12月頃まで見られる。 草むらを歩いているとしばしば飛び出してくるが、ほとんど飛んで逃げることはなく、目の届く範囲に跳ねて逃げる。 大きな雌の上に小さな雄が乗っている様子がよく見られ、雌の周りに複数の雄がいることも多い。 時には、一匹の雌の上に2匹の雄が乗っていることもあるが、オンブバッタは、雄を乗せたまま移動する習性がある。 その様子から「オンブバッタ」と呼ばれているが、オンブバッタはショウリョウバッタなどと違い、交尾の後も雄は雌の背中から離れないことも大きな特徴になっている。 オンブバッタは頻繁に交尾する習性があるが、雄が離れないのはその為と考えられているが、オンブバッタは逃げるときなども雌雄が一緒になって逃げる。 また、オンブバッタは、トノサマバッタなどの他のバッタよりも目にすることが多いが、ショウリョウバッタと同所的に見られることも多い。 成虫・幼虫共にさまざまな植物の葉を食べるが、キク科植物を好む傾向がある。 雌は地中に産卵するが、卵は長さ3cm程の卵嚢に入っている。 冬は卵で越冬し、卵は翌年の6月頃に孵化し、孵化した幼虫は地上に出てきて、幾度かの脱皮を繰り返して成長する。 幼虫は8~9月頃に羽化して成虫となり、11月頃までには交尾を終える。 オンブバッタについての参考・その他 オンブバッタは、成虫・幼虫ともに様々な植物を餌をしていることから、他のバッタ類よりも生息環境が幅広いと言われている。 一方、キクやケイトウ、スイレンやホウセンカなどの栽培植物や、シュンギクやナス、ハクサイ、シソなどの野生類の葉も食べることがあるので、害虫とされることがある。 また、南西諸島には、オンブバッタに大変よく似たアカハネオンブバッタ(Atractomorpha sinensis)が分布しているが、近年は近畿地方でも見られるようになり、オンブバッタと同じような環境に生息している。 アカハネオンブバッタは後翅の基部が赤っぽい色をしているが、徐々に分布域を拡大していて、中国地方などでも観察されている。 |
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