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| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| トノサマバッタは、国内で見られるバッタ科の中ではもっとも大きく、雌は全長45~65mmほどの大きさがある。 各地で広く見られ、草地や河原などでよく見られる。 トノサマバッタの分布域 トノサマバッタは、中国や日本、台湾やフィリピン、マレーシアなどに分布していて、アフリカやオーストラリア、ニュージーランドなどにも分布している。 国内でも、北海道から九州、沖縄地方まで広く分布していて、各地で見られる。 トノサマバッタの大きさ・特徴 トノサマバッタは全長35~65mm程で、雄は35~40mm程だが、雌は45~65mmと、体は雌の方がかなり大きい。 また、国内で見られるバッタの中ではもっとも大きく、別名・ダイミョウバッタと呼ばれることもある。 体は褐色から灰褐色、緑色まで、さまざまなものが見られるが、目の下方に帯状の斑があるのが特徴になっている。 ツチイナゴなどにも目の下に斑が見られるが、トノサマバッタの斑は口まではっきりと伸びている。 前翅は褐色のマダラ模様をしているが、後翅は透明で基部が黄色っぽい色をしている。 また、前胸の背は後方へ強く突き出ている。 一見するとクルマバッタにも似ているが、クルマバッタの目のところに見られる斑は斜め前方に伸びていて、トノサマバッタの斑とは違っているほか、クルマバッタの後翅には、円弧になった褐色の帯が見られる。 トノサマバッタの生態・生活 トノサマバッタは、低地から低山地にかけて生息していて、草原や河原、河川沿いの草むらなどで見られる。 明るくて開けた環境を好み、草丈の低い植物が茂る空き地や造成地などにも生息していて、耕作地周辺でも見られる。 成虫は年に2回ほど現れ、主に7~11月頃にかけて現れるが、地域によっては6月頃から見られる。 また、暖地の南西諸島では1年を通して見られるとされている。 成虫、幼虫ともにイネ科やカヤツリグサ科などの植物の葉などを食べるが、トノサマバッタは飛翔能力に優れ、生息環境が変化しても、長距離を移動して、新たな生息地を得ることができる。 その為もあって、トノサマバッタはさまざまな地域や環境で見られるが、葉の上などよりも地上で見られることの方が多い。 しかし、警戒心は比較的強い方で、近づくと跳ねたり、飛んだりして逃げるが、長ければ20m程も飛んで逃げることがある。 雄は後脚と翅を擦り合わせて「シュシュシュシュ」というような音を発し、雌へ求愛する。 雌は腹部を下方に曲げ、土の中にスポンジ状の卵塊を産卵する。 一化目の雌が夏のはじめに産んだ卵はひと月程で孵化するが、二化目の雌が秋に産んだ卵は、そのまま卵の状態で越冬する。 翌年の春に孵化した幼虫は、4回ほど脱皮した後、終齢幼虫となり、その後成虫として現れる。 トノサマバッタについての参考・その他 トノサマバッタは、国内各地で広く見られるが、ふつうはバッタ同士の密度が低い「孤独相(単独相)」と呼ばれる状態で見られる。 しかし、バッタ同士の密度が高くなる「群生相(集団相)」と呼ばれる状態になると、飛翔能力が高くなり、群れになって大量の植物を求めて長距離を移動するようになる。 その為、時には農作物に被害を与えることがある。 しかし、南西諸島などでは時に大発生することがあるが、国内で見られるトノサマバッタはふつう孤独相で見られ、群れをつくって大発生する群生相は稀とされている。 |
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