昆虫図鑑・ツチイナゴ

ツチイナゴ

昆虫図鑑・ツチイナゴ
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昆虫図鑑・ツチイナゴ 3

名前 ツチイナゴ
分類 バッタ目・バッタ科
学名 Patanga japonica
分布域 国内では本州から九州、沖縄地方まで分布している
大きさ 体長40~50mm程度
出現期 成虫は主に4~12月頃に見られる
食べ物 成虫・幼虫ともにマメ科やイネ科植物の葉を食べる
越冬 冬は成虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

ツチイナゴは、目の下に涙を流した後の様な斑があるのが特徴で、体は大きく、トノサマバッタほどの大きさがある
本州より南に分布しているが、低地から山地まで広く生息している。


ツチイナゴの分布域

ツチイナゴは中国東部から朝鮮半島、日本や台湾、ベトナムなどに分布している。

国内では本州から九州、沖縄地方まで分布しているが、インド北西部などにも分布するとも言われている。


ツチイナゴの大きさ・特徴

ツチイナゴは体長40~50mm、翅を含めた全体の長さは50~65mm程もある大型のバッタで、トノサマバッタと同じほどの大きさがある。

体は全体に淡褐色のまだら模様のような感じをしているが、目の下にははっきりと分かる暗い緑色の斑が見られる。

トノサマバッタにも目にの下に斑があるが、ツチイナゴの斑は涙を流した後のようにも見えるもので、ツチイナゴの一番の特徴になっている。
また、頭部から背を通る白っぽい縦筋が見られるが、頭部や胸には縦筋が見られないものもいる。

幼虫は緑色をしているものもいるが、目の下の斑は成虫と同じように見られる。


ツチイナゴの生態・生活

ツチイナゴは低地から山地まで広く生息していて、林縁や草地などで多く見られる。
河川沿いの雑木林や草地、耕作地周辺などの他、都市近郊の公園でもしばしば見られ、道路脇で見られることもある。

成虫・幼虫ともにクズ類を好み、マメ科植物のあるところに多いが、トノサマバッタや
クルマバッタモドキイボバッタなどと同所的に見られることもあり、イネ科植物の多いところにも生息している。

成虫が見られる時期だが、ツチイナゴはバッタ類では珍しく、冬は成虫のまま越冬する。
その為、冬でも成虫の姿を見ることができ、南西諸島では1年を通して活動している。

冬を越した成虫は4月頃から活動をはじめ、産卵を終えた成虫は6~7月頃まで見られる。
新しい成虫は9~10月頃には現れるようになり、冬になると枯れ草の下などで越冬する。
その為、多くの地域で、8月頃を除き、4~12月頃までは活動している成虫を観察することができる。

また、
クビキリギスなども成虫のまま越冬するが、ツチイナゴはクビキリギスのように完全に冬眠するのではなく、暖かい日には活動する。
しかし、凍結するような寒冷地では越冬できずに死滅してしまう。


ツチイナゴについての参考・その他

ツチイナゴの幼虫は緑色をしているものがいるが、これは初夏のころの草の中での保護色になっている。
また、ツチイナゴは成虫で冬を越すが、この時期には植物の緑が少なくなることから、体色も褐色の地色になっているとも言われている。

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