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| 名前 | ツマベニチョウ |
| 分類 | チョウ目・シロチョウ科 |
| 学名 | Hebomoia glaucippe |
| 分布域 | 国内では九州地方に分布している |
| 大きさ | (前翅長)40〜55mm程度 |
| 出現期 | 成虫は、地域によっては1年を通して見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はフウチョウソウ科のギョボクの葉 |
| 越冬 | 冬は主にサナギで過ごす |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●その他・参考 |
| ツマベニチョウはモンシロチョウと同じシロチョウ科に属していて、シロチョウの中ではもっとも大きいとされている。 ヒラヒラと飛ぶモンシロチョウなどとは違い、飛翔力は強く、比較的高いところを飛んでいる。 ツマベニチョウの分布域 ツマベニチョウは、インドやスリランカなどの南アジアから東南アジアにかけての多くの地域に分布していて、中国南部などにも分布している。 国内では宮崎県南部辺りから南の鹿児島や沖縄県などに分布していて、成虫は、地域よっては一年を通して見られる。 ツマベニチョウの大きさ・特徴 ツマベニチョウは、シロチョウの中ではもっとも大きいとされている。 モンシロチョウの開帳(翅を開いたときの幅)が50〜60mm程度なのに対して、ツマベニチョウの開帳は85〜100mmほどもあり、前翅長(前翅の基部から先までの長さ)も40〜55mm程の長さがある。 翅の色は白色や淡いクリーム色で、雌雄とも前翅の先にはオレンジ色の大きな斑があるのが特徴になっている。 「ツマベニ」の名前はこの斑から付けられているが、その斑を三角形で取り囲むように黒っぽい縁が見られ、オレンジ色の斑の中にも小さな黒っぽい斑がいくつか見られる。 また、前翅にあるオレンジ色の斑は、雄の方が赤みが強い。 後翅にも黒っぽい斑があるが、雄では小さくて目立たないが、雌の斑は大きくてよく目立つ。 翅の裏側は表とは全く異なり、枯れ葉の様な淡褐色で、雲状の班がある。 この雲状の斑も雌の方が強く、雌は雄よりも黒っぽく見える。 ツマベニチョウの生態・生活 ツマベニチョウは、低地から低山地にかけて生息していて、開けた林やその周辺、丘陵地や耕作地などに広く生息している。 里山や人家の近く、公園などでも見られ、河川や海岸付近で吸水していることもある。 国内では、成虫が3月〜11月にかけて4〜5回発生し、冬はサナギで過ごすが、八重山諸島などでは一年を通して成虫が見られる。 成虫はハイビスカスやブッソウゲ、ブーゲンビリアやサンダンカ、アザミ類など、様々な花の蜜を求め、それらの花の周辺にいることが多い。 飛翔力は強く、ヒラヒラと飛ぶモンシロチョウなどとは違い、力強い感じがする。 高いところを飛ぶが、花の蜜を吸いに来る為、降りてくることも多い。 幼虫はフウチョウソウ科のギョボクの葉などを食べるが、それによってイモガイ科のアンボイナの毒と同じ毒を体液に蓄えている。 この毒は成虫の翅にも含まれていることから、カエルやトカゲ、鳥などの外敵から身を守る役目をしていると考えられている。 また、幼虫は緑色をしているが、成長すると(5齢の頃)側線部分にオレンジ色の筋が表れ、胸部の側線部分に目玉模様のような青色とオレンジ色の斑が現れる。 危険を感じたりすると頭部を持ち上げて威嚇するようにするが、幼虫も胸部の目玉模様を利用し、ヘビに擬態して身を守っているのではないかと考えられている。 ツマベニチョウについてのその他・参考 ツマベニチョウは分布域が広いこともあり、28程の亜種が知られていて、国内で見られるものは亜種・H. g. liukiuensis とされている。 また、東南アジアの島嶼部で見られるものは、島ごとに翅の色や斑の様子が違っていて、翅の表の白い部分が鮮やかな黄色をしているものなども見られるが、いずれも前翅の表の先にはオレンジ色の斑がある。 |
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