昆虫図鑑・コノハチョウ

コノハチョウ

コノハチョウ
コノハチョウ 1 コノハチョウ 2
コノハチョウ 3 コノハチョウ 4

名前 コノハチョウ
分類 チョウ目・タテハチョウ科
学名 Kallima inachus
分布域 国内では沖縄諸島などに分布している
大きさ (前翅長) 45〜50mm程度
出現期 成虫はほぼ1年を通して見られる
食べ物 成虫は樹液や熟した果実、幼虫はキツネノマゴ科の植物など
越冬 冬は成虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

コノハチョウはタテハチョウの仲間で、国内では沖縄諸島などに分布している。
翅の表は濃青色に黄色やオレンジ色の帯があるが、翅裏は枯れ葉によく似た色と模様をしている。


コノハチョウの分布域
コノハチョウはインド北部からインドシナ半島、中国や日本、台湾などに分布しているタテハチョウの仲間で、国内では沖縄諸島などに分布している。


コノハチョウの大きさ・特徴

コノハチョウは前翅長(前翅の基部から先までの長さ)が45〜50mmほどで、ツマムラサキマダラリュウキュウアサギマダラなどと同じほどの大きさがある。

翅の表は深い青色や藍色で、前翅には鮮やかな黄色からオレンジ色の幅広い帯が見られる。
この色合いがコノハチョウの特徴になっているが、黄色やオレンジ色の帯を挟むように、小さな白斑があるのも特徴になっている。

翅の裏側も特徴的で、全体に褐色から淡褐色の帯模様か雲模様のようになっているが、前後の翅の中央辺りには暗色の筋が見られる。
前後翅ともに先が尖っているので、翅を閉じると枯れ葉に非常によく似ていて、その様子から「コノハ(チョウ)」とも名付けられている。

また、翅裏の模様は個体によってやや違っているが、いずれも木の葉によく擬態している。


コノハチョウの生態・生活

コノハチョウは低地から山地まで生息していて、森林や藪、その周辺などに生息している。
湿気の多い薄暗いような環境に多く、成虫は国内では年に数回ほど現れると言われている。

成虫はほぼ1年を通して見られるが、主に3〜11月頃にかけて多く見られる。
成虫は花を訪れることもあるが、
ゴマダラチョウなどのように、主に樹液や熟した果実、落下果実などで吸汁し、獣糞などに集まることもある。

幼虫はキツネノマゴ科のオキナワスズムシソウやコダチスズムシソウ、オギノツメなどを食草としていて、冬は成虫で越冬する。


コノハチョウについての参考・その他

コノハチョウの分布域は広いが、国内での分布域は限られていることもあり、沖縄県では指定天然記念物に指定しているほか、環境省でも準絶滅危惧(NT)に指定している。

尚、コノハチョウには主に次のような亜種が知られている。

Kallima inachus inachus (インドからインドシナ半島北部、中国などに分布する基亜種)

K. i. chinensis (中国)

K. i. eucerca (台湾や日本)

K. i. formosana (台湾)

K. i. ramsayi (インド北東部など)

K. i. siamensis (インドシナ半島など)

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