昆虫図鑑・キンモウアナバチチ

キンモウアナバチ

昆虫図鑑・キンモウアナバチ
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名前 キンモウアナバチ
分類 ハチ目・アナバチ科
学名 Sphex diabolicus
分布域 国内では本州から九州、沖縄地方まで分布している
大きさ 体長20~30mm程度
出現期 成虫は主に5~10月頃にかけて見られる
食べ物 成虫は花の蜜、幼虫は巣に運び入れられキリギリス類など
越冬 冬は幼虫、或いは成虫で越冬するとも言われている

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

キンモウアナバチはアナバチの中では大型で、20~30mmほどの大きさがある。
名前のように、腹部の基部や頭部には黄褐色の毛が密生しているのが特徴になっている。



キンモウアナバチの分布域
キンモウアナバチはインドからインドシナ半島を経て、中国南部や日本、台湾などに広く分布しているほか、マレー半島やインドネシアなとにも分布している。
国内でも本州から九州、沖縄地方まで分布している。


キンモウアナバチの大きさ・特徴
キンモウアナバチは体長20~30mm程で、コガタスズメバチほどの大きさがある。
アナバチの中では大型で、体や脚は黒く、翅は褐色や黄褐色をしている。

腹部の基部(細くくびれている前の辺り)には黄褐色や金色に見える毛が密生しているのが特徴になっていて、この毛の色から「キンモウ」の名前が付けられているが、左右の複眼の間(頭楯)にも同色の毛が生えていて、大顎は大きい。

キンモウアナバチは、一見すると
クロアナバチによく似ているが、クロアナバチに見られる毛は白や銀色のような色をしている。

キンモウアナバチとクロアナバチの違い
キンモウアナバチとクロアナバチの違い


キンモウアナバチの生態・生活
キンモウアナバチは低地から低山地にかけて生息していて、林縁や草原、耕作地周辺などで見られる。
また、河川沿いの雑木林や藪、海浜周辺などのほか、植物がまばらに生える空き地などにも生息していて、公園や校庭、寺社境内なども見られる。

成虫は主に5~10月頃にかけて見られ、さまざまな花の蜜や花粉に集まり、クロアナバチと同所的に見られることもある。

雌は地面に穴を掘って巣をつくるが、巣は深く掘られ、幾つかの育室がつくられる。
しかし、クロアナバチのように、巣穴近くに偽の穴が掘られるようなことはない。
一方、営巣に適した場所では、周辺に幾つかの別の巣がつくられることがある。

雌は
ツユムシやクダマキモドキなどのキリギリス類をとらえて麻酔し、巣に運び込んで卵を産み付ける。
巣穴は最後の獲物を運び込んだのちに塞がれ、孵化した幼虫はそれらの餌を食べて成長する。

冬は成虫のまま越冬するとも、幼虫で越冬するとも言われているようで、はっきりしたことは分からない。


キンモウアナバチの参考・その他

キンモウアナバチは、以前は本州南部までに分布すると言われていたが、近年は分布域を北へ広げ、関東地方辺りでも見られる。

また、キンモウアナバチは分布域が広いこともあり、幾つかの亜種が知られているようだが、国内に分布しているものは亜種・Sphex diabolicus flammitrichus と言われている。


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