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| 名前 | フタモンアシナガバチ |
| 分類 | ハチ目・スズメバチ科 |
| 学名 | Polistes chinensis |
| 分布域 | 国内では北海道から九州、沖縄地方まで広く分布している |
| 大きさ | 体長14~18mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に4~10月頃にかけて見られる |
| 食べ物 | 成虫は花蜜など、幼虫は昆虫の肉団子 |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| フタモンアシナガバチは国内に広く分布しているスズメバチの仲間で、草原、耕作地周辺などで見られる。 セグロアシナガバチなど共によく見られ、市街地近郊の公園でも見られる。 フタモンアシナガバチの分布域 フタモンアシナガバチは国内では北海道から九州、沖縄地方まで広く分布している。 国外では中国などにも分布していると言われているが、はっきりした事は分からない。 フタモンアシナガバチの大きさ・特徴 フタモンアシナガバチは体長14~18mm程で、アシナガバチの中ではやや小型になる。 黒い体に鮮やかな黄色い斑や帯があり、全体にはっきりと色分けされているのが特徴になっている。 頭部や胸の背側には特徴的な黄色い斑があるが、腹部にある初めの黄色い帯と2本目の帯の中には一対の黄色い斑があり、よく目立つ。 この様子から「フタモン」と名前が付けられているが、この斑が一番の特徴にもなっている。 また、体や脚の付け根などは黒いが、触覚や脚の先などは黄褐色や赤褐色のような色をしている。 一見するとキボシトックリバチなどと斑の様子が似ているが、腹部の形が異なっているほか、よく見ると胸の斑も違っている。 フタモンアシナガバチの生態・生活 フタモンアシナガバチは低地から丘陵地にかけて多く見られ、比較的開けた環境に生息している。 林縁や草原、耕作地周辺などで見られるが、河川沿いの草地や藪、寺社内、時には市街地近郊の公園でも見られる。 成虫は主に4~10月頃にかけて現れるが、地域によっては3月頃から見られる。 セグロアシナガバチなどと共によく見られ、成虫はさまざまな花の蜜やアブラムシが分泌する甘露などを食べる。 冬は雌の成虫が越冬し、春になると活動をはじめるようになる。 巣は低木の枝や藪などにつくられるが、時には民家の軒下や建物の隙間などに営巣することもある。 はじめは一匹で巣をつくるが、フタモンアシナガバチはひとつの部屋ができあがると、すぐに部屋の中に卵を産み付ける。 成虫はチョウ類の幼虫やバッタ類の成虫、幼虫などをとらえ、これを噛み砕いて肉団子と呼ばれるものをつくって巣に持ち帰る。 幼虫はこの肉団子を食べて成長し、やがて雌の働きバチが羽化し、一緒になって巣をつくりはじめるようになる。 次第に働きバチの数も増え、育室も200~300程になって巣は大きなものになる。 9月頃には雄と新しい女王バチとなる雌が羽化し、越冬した女王バチは死滅し、働きバチもほとんどいなくなってしまう。 10月頃には雄バチも死滅してしまって巣は空になり、交尾を済ませた新しい女王バチが越冬に入る。 フタモンアシナガバチについての参考・その他 フタモンアシナガバチは、アシナガバチの中では人への攻撃性があまり強くないと言われている。 しかし、巣などに近づくと向かってくることがあるので、無暗に刺激などはしない方がよい。 フタモンアシナガバチの巣は夏ころにはかなり大きくなっているので、巣を見つけたらゆっくりと離れるようにした方がよい。 また、刺された場合、すぐ傷口を水で洗い流すなどした方がよいが、体長不良などが感じられたら、医師に診てもらった方がよい。 尚、北海道から九州にかけて分布しているものは亜種・P. c. antennalisで、沖縄地方で見られるものが基亜種・P. c. chinensis とされている。 |
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