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| 名前 | オオカマキリ |
| 分類 | カマキリ目・カマキリ科 |
| 学名 | Tenodera sinensis |
| 分布域 | 国内では北海道から九州まで分布している |
| 大きさ | 体長70~95mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に8~11月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫・幼虫ともにさまざまな昆虫類を食べる |
| 越冬 | 冬は卵で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| オオカマキリは国内各地に分布していて、カマキリの中ではよく見られる。 肉食性で、さまざまな昆虫などを強力な前脚を使ってとらえることがよく知られている。 オオカマキリの分布域 オオカマキリは中国や朝鮮半島、日本や台湾のほか、東南アジアなどにも広く分布している。 国内では北海道から九州まで分布していて、佐渡島や伊豆諸島、小笠原諸島のほか、隠岐や対馬、屋久島などの島嶼部にも分布している。 オオカマキリの大きさ・特徴 オオカマキリは体長70~95mm程で、名前のように、国内ではもっとも大きいカマキリのひとつになっている。 体は全体に細長いが、雌の方が雄よりもやや大きく、腹部も大きくなっている。 雌雄ともに、体色は緑色のものと褐色や淡褐色のものが見られるが、前脚が鎌のようになっているのが特徴でもある。 チョウセンカマキリとはよく似ているが、オオカマキリの前脚の間の胸には黄色い斑があるが、チョウセンカマキリの前脚の間の斑はオレンジ色になっている。 また、後ろ翅を広げると、オオカマキリには後翅の基部を中心にして紫色を帯びたような褐色が広がっているが、チョウセンカマキリは一様な淡褐色になっている。 しかし、これらの特徴はとらえて見ないと分からないので、外観の様子からすると、オオカマキリは胸の長さが腹部の長さに比べるとかなり短いが、チョウセンカマキリの胸は長く、腹部との長さの比率がオオカマキリほどは大きくない。 前脚の鎌に見られる棘も、ふつうはオオカマキリの方がチョウセンカマキリよりも数が多く、よく発達している。 オオカマキリの生態・生活 オオカマキリは低地から山地まで広く生息していて、樹林やその周辺、草原や湖畔林、河川沿いの雑木林、耕作地周辺など、さまざまな環境で見られる。 明るい環境を好む傾向があるが、市街地近郊の公園にも生息していて、庭先で見られることもある。 低木の葉の上や樹上にいることも多く、チョウセンカマキリと同所的に見られることも多い。 成虫は8~11月頃にかけて見られるが、早ければ7月頃から現れる。 主に日中に活動し、成虫・幼虫ともに肉食性で、さまざまな昆虫をとらえて食べる。 獲物はじっと待っていて、近くに来たものを素早くとらえるが、獲物を求めて広範囲を移動することはあまりないように思える。 また、オオカマキリは灯火などに寄ってくることがあるが、夜間に活動する時は目が黒くなる。 これは、より光をより多く取り込むことによるものだと考えられている。 幼虫の間はハエやアブラムシなどの小さな昆虫類をとらえるが、成虫になるとアゲハチョウやアブラゼミ、大型のバッタ類など、体に合った大きさの昆虫をとらえるようになる。 時にはカエルやトカゲなどの両生類や爬虫類をとらえることもあるほか、ヒタキなどの小鳥をとらえてしまうこともある言われている。 卵は卵鞘と呼ばれる泡状の塊の中に入っていて、木の枝などに産み付けられるが、時には家屋の生け垣などに産み付けられていることもある。 卵鞘はひとつではなく幾つかの場所に産み分けられるが、ひとつの卵鞘の中にはおよそ200程の卵が入っていて、冬は卵で越冬する。 また、積雪地帯では、その冬の積雪量よりも高い木の枝などに卵が産み付けられると言われている。 ところで、オオカマキリの雌は、交尾の後に雄を食べてしまうことが知られているが、必ずしも雄を食べることはない。 また、幼虫は共食いすることが知られているが、成虫の雌も同種の雌や他のカマキリ類をとらえることもある。 オオカマキリについての参考・その他 カマキリの仲間は、外敵や危険を感じると頭を持ち上げて前脚と翅を広げて威嚇する様子が見られるが、観察していると、威嚇するより先に草むらや茂みの中に隠れてしまうことが多い。 また、ある程度の距離に近づくと、逃げたりはしないでじっとしていることの方が多いようにも感じられる。 実際、畦道や開けた場所でオオカマキリを見つけても動かずにじっとしている方が多く、近づいても体を左右や前後にゆっくりと揺らしていて、威嚇することは少ないように思える。 体を揺らしているのは、草や木の葉が風に吹かれるように、その様子を真似ているようにも見える。 尚、南西諸島には別種のオキナワオオカマキリ(T. fasciata )が分布している。 |
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