昆虫図鑑・イトカメムシ

イトカメムシ

昆虫図鑑・イトカメムシ
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名前 イトカメムシ
分類 カメムシ目・イトカメムシ科
学名 Yemma exilis
分布域 国内では本州から四国、九州にかけて分布している
大きさ 体長6~7mm程度
出現期 成虫は主に5~10月頃に見られる
食べ物 成虫・幼虫ともに植物や昆虫などを吸汁する
越冬 冬は成虫で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

イトカメムシは、名前のように触覚や脚が糸のように細長いのが特徴になっている。
体もかなり細長くて小さいので見つけづらいが、案外身近に見られる。


イトカメムシの分布域

イトカメムシは本州から四国、九州地方にかけて分布していて、国外では朝鮮半島にも分布しているとされている。


イトカメムシの大きさ・特徴

イトカメムシの体長は6~7mm程で、かなり細長い体つきをしている。
触覚や脚が、名前のように「糸」のように細長いのが特徴で、触覚は体長よりも長く、ひと節もかなり長くなっている。

一見するとガガンボの仲間のようにも見えるが、よく見るとカメムシの特徴が備わっている。
体色は全体に褐色で、目立つ斑などは見られないが、幼虫は緑色で、脚はマダラ模様になっている。

ヒメイトカメムシに似ているが、ヒメイトカメムシの脚にはよく目立つマダラ模様があるが、イトカメムシの脚にマダラ模様などは見られず、ヒメイトカメムシは体長4mm程で、イトカメムシに比べると体はかなり小さい。


イトカメムシの生態・生活

イトカメムシは低地から低山地にかけて生息していて、林縁や草地、耕作地周辺などで見られるが、寺社の境内や河川沿いの草むらなどのほか、公園でも見られる。

成虫は主に5~9月頃にかけて現れるが、地域によっては10~11月頃まで見られる。

草木の葉の上で見られることが多いが、体が小さくて細いので見つけづらく、幼虫は小さいうえに緑色なので見落としてしまうことが多い。
しかし、あまり動き回ることはないようで、葉の上でじっとしていることも多い。

成虫、幼虫ともにキリやゴマ、クサイチゴなどのほか、ダイズやクズなどの植物からも吸汁する。

また、イトカメムシはアブラムシなどのより小さな虫の体液も吸うが、幼虫も昆虫の卵などから吸汁する。
ナナホシテントウのようにアブラムシを探し回るようなことはないようだが、イトカメムシは様々な昆虫類をとらえているのだろう。

詳しい産卵の様子などは分からないが、冬は成虫のまま過ごし、陽当たりのよい暖かい葉裏などで越冬すると言われている。


イトカメムシについての参考・その他

イトカメムシは作物のダイズやキュウリなどに寄ってくることもあり、害虫とされることもあるが、被害は大きくないとされている。

また、イトカメムシはヒマワリやアサガオなどでも見られるが、その様な時はアブラムシや昆虫類の卵から吸汁しているようにも思うので、一方では益虫になっているのかもしれない。

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