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| 名前 | マメコガネ |
| 分類 | 甲虫目・コガネムシ科 |
| 学名 | Popillia japonica |
| 分布域 | 国内では北海道から九州まで広く分布している |
| 大きさ | 全長9~13mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~10月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫はさまざまな植物の花や葉、幼虫は植物の細根など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| マメコガネは、名前のように小型のコガネムシで、国内各地でふつうに見られる。 様々な環境に生息していて、体色は頭部や胸は暗緑色のような色で、前翅は褐色や赤褐色をしている。 マメコガネの分布域 マメコガネは、北海道から九州までの国内各地に広く分布している。 日本の在来種で平地から山地の様々な環境で見られるが、アメリカやヨーロッパの一部の地域にも移入定着している。 マメコガネの大きさ・特徴 マメコガネは全長9~13mmほどの小型のコガネムシで、上から見るとやや長い卵型をしている。 体は全体に金属光沢があり、頭部や胸などは暗緑色で、前翅は褐色や赤褐色、腹側は暗緑色をしている。 腹節の縁には白い短毛が密生し、白い横しま模様があるように見える。 この白い毛はよく目立ち、マメコガネの特徴にもなっている。 また、前翅にははっきりとした縦筋が見られ、腹部の後ろ縁は前翅の後ろ縁よりも長くなっているのも特徴になっている。
マメコガネの生態・生活 マメコガネは、低地から山地の疎林や草地、林縁や耕作地などに生息しているが、河川周辺の雑木林や寺社の樹林などにも生息している。 草木が多ければ都市部の公園などでも見られ、マメコガネは様々な環境に適応している。 成虫は主に6~8月頃にかけて現れるが、地域などによっては5~10月頃でも見られる。 コガネムシの仲間は夜行性のものが多いと言われているが、マメコガネは昼間でもよく見られる。 成虫は単独のほか、数匹ほどが集まって採餌していることもあり、マメ科やブドウ科、バラ科など、さまざまな植物の花や葉を食べる。 しばしばダイズやブドウなどの農作物の葉も食べることから、害虫として駆除されることもある。 幼虫は、他のコガネムシと同様、地中で生活をし、植物の細根などを食べる。 卵は地表から5~10cm程の深さのところに産卵されるが、幼虫は芝や牧草などの根を食べることから、産卵場所は成虫の食草近くではなく、草地が選ばれる。 また、幼虫は農作物やゴルフ場の芝などの根を食べて枯らすこともあり、成虫と同様、害虫として駆除の対象になっている。 冬は幼虫で越冬し、春になると地中で蛹になり、6~7月頃に成虫となって現れる。 ところで、マメコガネは各地でふつうに見られるが、比較的開けた明るい環境を好むようにも思われる。 また、観察しているときには、ヒメコガネなどのように、後ろ脚を斜め上に伸ばしていることが多いが、これが何かを模して偽装などをしているのかは分からない。 マメコガネについての参考・その他 マメコガネは国内各地で見られる在来種だが、アメリカやカナダ、ヨーロッパの一部の国にも移入定着していて、食害を及ぼす外来種として問題になっている。 アメリカでは1916年に侵入したことが記録されているが、実際の侵入はこれよりも早く、1912年以前には、幼虫がアヤメの球根の中に入り込んで侵入したと考えられている。 現在ではアメリカ東部に広く定着していて、ダイズやトウモロコシなどの農作物に大きな被害を与えている。 一方、国内では、マメコガネによる甚大な食害が発生したとはほとんど聞くことがない。 これは、アメリカでは成虫、幼虫ともに十分な食草があり、天敵も少ないからだと言われている。 また、マメコガネにはコガネムシ類の幼虫に寄生する乳化病菌と呼ばれる細菌や線虫などが取りつくが、アメリカなどにこれらが生息しているのかは分からないが、少なくともこれらの菌類や線虫が少ないのも原因のひとつになっているのだろう。 |
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