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| 名前 | ニジュウヤホシテントウ |
| 分類 | 甲虫目・テントウムシ科 |
| 学名 | Henosepilachna vigintioctopunctata |
| 分布域 | 国内では本州から九州、沖縄まで広く分布している |
| 大きさ | 全長6~7mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~9月頃に現れる |
| 食べ物 | 幼虫・成虫ともに主にナス科植物の葉を食べる |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ニジュウヤホシテントウは、名前のように、28個の黒斑があるテントウムシで、全体に細かい毛が密生している。 国内では本州から南で見られ、ナス科植物の多いところに生息している。 ニジュウヤホシテントウの分布域 ニジュウヤホシテントウは、インドからインドシナ半島、中国や台湾、ニューギニアやオーストラリアなどに広く分布している。 国内では本州から九州、沖縄にかけて見られ、伊豆諸島やトカラ列島などの島嶼部にも生息している。 しかし、ニジュウヤホシテントウの分布の北限は、年間平均気温が14℃以上と言われていて、本州では関東から南の太平洋側や瀬戸内地方などの温暖な地域に生息している。 ニジュウヤホシテントウの大きさ・特徴 ニジュウヤホシテントウは全長6~7mm程で、ナナホシテントウと同じほどか僅かに小さい。 全体に赤っぽい色をしていて、多数の黒い斑が散在し、名前のように、28個の黒斑があるのが特徴になっている。 背には細かい灰褐色の毛が密生していることから、ナナホシテントウなどのように光沢はなく、色もくすんでいて、朱色のように見える。 成虫は、関東地方より北に分布しているオオニジュウヤホシテントウと似ているが、ニジュウヤホシテントウはやや小型で黒い斑も小さいほか、オオニジュウヤホシテントウの前胸背板は黒っぽく、前胸中央にある黒い斑は縦長だが、ニジュウヤホシテントウでは中央にある黒い斑は横に長くなっている特長がある。 ヤマトアザミテントウにも似ているが、ヤマトアザミテントウでは黒い斑が大きく、オオニジュウヤホシテントウと同様、前胸背板の黒い斑は縦長になっている。 また、オオニジュウヤホシテントウとヤマトアザミテントウでは、オオニジュウヤホシテントウの斑はやや小さく、翅の会合部辺りの斑が接していないが、ヤマトアザミテントウでは左右の斑が接していて、ひとつの大きな斑のように見える。 ニジュウヤホシテントウの生態・生活 ニジュウヤホシテントウは、低地から丘陵地にかけて見られ、多くの場合、ナス科植物のあるところで見られる。 耕作地やその周辺、河川沿いの草地や藪、時には市街地の公園などでも見られ、ふつうにあるイヌホオズキやワルナスビなどの野生のナス科植物があれば、たいていの場所には生息している。 成虫は1年に2~5回ほど出現し、主に5~9月頃に現れるが、地域によっては4~10月頃でも見られる。 テントウムシの仲間は、体に毛がなく、アブラムシなどを食べるものが多いが、ニジュウヤホシテントウは葉食性のテントウムシで、幼虫・成虫ともに主にナス科植物の葉を食べる。 時にはジャガイモなどの農作物に被害を与える害虫とされているが、食べ方には特徴があり、葉の裏から食べはじめ、表皮と葉脈を残して食べる。 その為、葉そのものの形は残るが、食べた部分だけが透けたようになっている。 卵は卵塊として食草の葉裏に産み付けられるが、卵は一週間ほどで孵化する。 幼虫は脱皮を繰り返し、ひと月ほどで4齢の終齢幼虫になる。 この時の幼虫は7~8mm程で、全体に背が盛り上がった乳白色の紡錘形で、背には棘のような突起が並んでいる。 その後脱皮してサナギになり、一週間ほどで羽化して成虫となる。 成虫の期間は20~50日程と幅があるが、ニジュウヤホシテントウは幼虫の期間も長ことから、同時期に卵や幼虫、蛹や成虫がしばしば見られる。 一匹見つけると付近にも何匹かいることが多く、多数が集まっていることもあるが、これも各世代の成虫が同時期に現れることにも因っている。 また、冬は成虫で過ごし、落葉や樹皮の下、時には人家の隙間などでも越冬する。 ニジュウヤホシテントウについての参考・その他 ニジュウヤホシテントウは、幼虫・成虫共にナス科の植物を食べるため、ナスやジャガイモ、トマトなどの害虫とされているが、栽培のナスの被害は稀とも言われている。 しかし、成虫の時期が長いため、異なる時期に生まれた成虫も同時に成長することから、被害が大きくなることがある。 また、ニジュウヤホシテントウはニガウリなどのウリ科植物の葉なども食べる。 |
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