![]() |
| 名前 | タイワンウチワヤンマ |
| 分類 | トンボ目・サナエトンボ科 |
| 学名 | Ictinogomphus pertinax |
| 分布域 | 台湾や中国、日本やインドシナ半島など |
| 大きさ | 全長70~80mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~10月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は昆虫類、幼虫はミジンコやボウフラ、水生昆虫など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| タイワンウチワヤンマは大型のトンボで、国内では本州から南に分布している。 腹部後方には下方に広がる突起が見られ、ウチワヤンマとはよく似ている。 タイワンウチワヤンマの分布域 タイワンウチワヤンマは、台湾や中国、日本のほか、ベトナムやラオス、ミャンマーなどのインドシナ半島にも分布している。 国内では四国や九州、南西諸島に多いが、本州にも分布していて、沼池や沼、湖やため池などに生息している。 タイワンウチワヤンマの大きさ・特徴 タイワンウチワヤンマは全長70~80mm程の大型のトンボで、胸から腹まではっきりとした黒と黄色になっていて、離れていてもよく目立つ。 雌雄ともにほぼ同じ色をしていて、脚は黒い。 一見するとオニヤンマに似ているが、ウチワヤンマの腹部後方(第8節)には、下方に広がる突起が見られ、これが特徴になっている。 しかし、同様の突起がある近縁のウチワヤンマとは大変よく似ている。 タイワンウチワヤンマでは、この突起が全体に黒いが、ウチワヤンマでは、突起の周りが黒く、黄色の斑を取り囲むようになっていて、突起もやや大きい。 また、脚はタイワンウチワヤンマでは全体が黒くなっているが、ウチワヤンマでは、脚にも黄色い部分が見られるなどの違いがある。
タイワンウチワヤンマの生態・生活 タイワンウチワヤンマの生態や生活の様子などは、ウチワヤンマによく似ている。 低地から丘陵地にかけての沼池や沼、湖やため池などの止水域に生息している。 開けた大きな池などに多いが、都市近郊の公園でも、周りに疎林や植物などがある大きな池があれば見ることができるのも同じで、ウチワヤンマと同所的に見られることもある。 成虫も5月下旬ころから初秋にかけて出現するが、羽化すると近くの林などに移動し、しばらくは林内に留まってで成長する。 成熟すると羽化した水辺へ戻り、雄は水際の植物や張り出した低木の枝先になどにとまって縄張りを主張するようになる。 タイワンウチワヤンマの産卵も打水産卵で、雌は腹部の先で水面に浮かぶ浮葉植物などを幾度も打つようにして行われれ、雄はこの間、上空を飛びながら周囲を警戒している。 卵には粘着性の糸があり、卵は糸によって連なっている。 この糸は産卵基質にも絡みついて、卵が水中へ沈下するのを防いでいる。 また、タイワンウチワヤンマは冬は幼虫の形で越冬し、ミジンコやボウフラ、水生昆虫や小魚などを食べるが、成虫は昆虫類を食べる。 タイワンウチワヤンマについての参考・その他 タイワンウチワヤンマは南方系のウチワヤンマで、国内での分布は、以前は南西諸島や九州南部、四国南部などだったが、近年は分布域を広げ、本州でも見られるようになっている。 東海地方や関東地方でも見られるようになっていて、近畿地方では水生植物の多い池などではふつうに見られる。 その為、在来のウチワヤンマを圧迫し、生態環境への影響などが心配逸れている。 尚、タイワンウチワヤンマは「ヤンマ」と名前についているが、タイワンウチワヤンマはサナエトンボ科に属していて、ヤンマの仲間が左右の複眼が接しているのに対して、サナエトンボの仲間では接しておらず、やや離れているなどの違いがある。 |
|
| ●サナエトンボ科の昆虫ヘ ●このページの上へ |
|