昆虫図鑑・マダラバッタ

マダラバッタ

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名前 マダラバッタ
分類 バッタ目・バッタ科
学名 Aiolopus thalassinus
分布域 北・南アメリカを除く世界各地
大きさ 全長26~36mm程度
出現期 成虫は主に8~10月頃に見られる
食べ物 成虫・幼虫ともに様々な植物の葉を食べる
越冬 冬は卵で越冬する

●分布域
●大きさ・特徴
●生態・生活
●参考・その他

マダラバッタは地上性のバッタで、国内各地に広く分布している。
草がまばらに生える荒れ地や河原、造成地などで見られ、イボバッタなどと一緒に見られることも多い。


マダラバッタの分布域

マダラバッタは、北・南アメリカを除く世界各地に広く分布していて、国内でも北海道から九州、沖縄地方まで広く分布している。
日当たりのよい場所に生息していて、様々な環境で見られる。


マダラバッタの大きさ・特徴

マダラバッタの体長は26~36mmほどで、バッタ類の中では中型になる。

体は雌の方が雄よりも大きいが、後脚の脛節(スネにあたる部分)には赤、青、黒の斑があるのが特徴で、その斑の様子から「マダラ」の名前がつけられている。

一見すると
クルマバッタモドキなどとはよく似ているが、この斑を確認すると見分けることができる。

しかし、休んでいる時は後脚を折りたたむようにしているので脛節の斑は隠れていることが多い。
その場合、クルマバッタモドキの複眼には白い筋が通っているが、マダラバッタの複眼には筋などが見られないので、それぞれの眼を見るとよい。

また、クルマバッタの眼には、マダラバッタと同様、筋などが見られないが、クルマバッタには後頭部から目を通って目先まで延びる三日月を半分にしたような暗色の筋が普通は見られるので、それを参考にするとよい。

その他、マダラバッタは前翅の様子も特徴になっていて、前翅の基部付近にはよく目立つ緑色の筋がある。
この筋は褐色や淡褐色、黄色っぽい色などのこともあるが、この筋もマダラバッタの特徴になっている。

マダラバッタには体色の変化があり、緑色に褐色の模様があるものや、全体に褐色のもの、時には時紅色のような赤っぽい色が混じっているものも見られるが、いずれも前翅には特徴的な筋が入っている。

マダラバッタの主な特徴
マダラバッタの主な特徴


マダラバッタの生態・生活

マダラバッタは、低地から低山地にかけて見られ、日当たりのよい乾燥した場所に生息している。

草地や草がまばらに生える荒れ地、裸地や河原、造成地や耕作地周辺などのほか、海岸付近などでも見られる。
河川周辺の雑木林や草地でも見られるが、林内や茂みなどの中よりも脇を通る道との境目辺りで見られる。

また、マダラバッタは草の上などよりも地上で見られることが多く、
トノサマバッタやクルマバッタモドキ、イボバッタなどと一緒に見られることも多い。

成虫は主に8~10月頃にかけてみられるが、地域によっては7~11月頃にかけても見られる。
イネ科植物に多いが、成虫、幼虫ともに様々な植物の葉を食べる。
卵は土の中の浅いところに産卵されるが、草の根際などでも見られ、冬は卵で越冬する。


マダラバッタについての参考・その他

マダラバッタはヨーロッパからアジア、アフリカ熱帯地域、オーストラリアなどに広く分布していて、いくつかの亜種に別けられている。
国内に分布しているものは Aiolopus thalassinus tamulus で、この亜種はインドから東南アジアなどにも分布している。

尚、マダラバッタには次の亜種が知られている。

Aiolopus thalassinus thalassinus
ヨーロッパから中央アジア、アフリカなどに分布する基亜種

A. t. corsicus
地中海のコルシカ島に分布

A. t. dubius
オーストラリアや太平洋諸島

A. t. robericensis
アフリカのロドリゲス島やコモロ諸島

A. t. tamulus
インドから中国、朝鮮半島や日本、インドシナ半島やマレー半島など

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