![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 名前 | イチモンジセセリ |
| 分類 | チョウ目・セセリチョウ科 |
| 学名 | Parnara guttata |
| 分布域 | 北海道の一部から本州、四国、九州、南西諸島まで分布している |
| 大きさ | (前翅長) 15〜22mm 程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5〜10月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はイネ科植物などの葉などを食べる |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| イチモンジセセリは、国内のセセリチョウの中ではもっとも普通に見られるもののひとつで、成虫は年に2〜5回ほど出現する。 後翅には四つほどの白い斑があり、名前のように、ほぼ直線状に斑が並んでいるのが特徴になっている。 イチモンジセセリの分布域 イチモンジセセリは、インドやヒマラヤ地方からタイやミャンマーなどのインドシナ半島を経て、マレー半島からインドネシアなどに分布しているが、中国や朝鮮半島、日本や台湾などの東アジアにも広く分布している。 国内でも、北海道の一部から本州、四国、九州、南西諸島まで、各地に広く分布していて、セセリチョウの中ではもっとも多く見られると言われている。 しかし、越冬できるのは、チャバネセセリなどと同様、関東辺りから南で、北海道や東北地方で見られるものは、南で発生したものが北上したものとされている。 イチモンジセセリの大きさ・特徴 イチモンジセセリは前翅長(前翅の基部から先までの長さ)が15〜22mmほどで、頭部は大きく、体も太い。 翅の表は黒褐色や暗褐色で、裏面は褐色や淡褐色をしているが、前翅、後翅ともに小さな白い斑が並んでいる。 また、前翅の斑は弧を描くように並んでいるが、後翅に見られる四つの白い斑は直線状に並んでいるのが特徴になっている。 一見するとオオチャバネセセリとよく似ているが、後翅に見られる白い斑は、オオチャバネセセリではジグザグに前後して並んでいて、翅の裏もイチモンジセセリに比べると暗い色をしている。 また、イチモンジセセリは、他種に比べると、翅の長さや体長に対して触角がやや短いことも特徴になっている。 イチモンジセセリの生態・生活 イチモンジセセリは低地から山地まで普通に生息していて、個体数も多い。 草原や林縁、耕作地や河川沿いの疎林などのほか、市街地近郊の公園や住宅地など、様々な環境で見られる。 成虫は年に3〜5回、寒冷地では2回ほど出現し、主に5〜10月頃にかけて見られるが、地域によっては、早ければ4月、遅ければ11月頃でも見られる。 夏から秋にかけては分布を北に広げ、この頃には個体数も増える。 また、夏以降に見られるものはやや大きく、全体に暗い色をしている。 成虫はアザミやキク、ハギ類など、さまざまな花の蜜を吸うが、イチモンジセセリは腐果や獣糞などにも集まり、水たまりなどに集まって吸水していることもある。 他のセセリチョウと同様、飛翔は力強く、素早く飛行する。 幼虫はススキやチガヤなどのイネ科植物や、シラスゲ、ハマスゲなどのカヤツリグサ科の葉を食草としていて、冬は幼虫で越冬する。 イチモンジセセリについての参考・その他 雌はイネ科などの葉の裏に卵を1個ずつ産み付け、幼虫はそれらを食草としていることから、イチモンジセセリは稲の害虫として駆除されることがある。 また、幼虫は数枚の葉を筒状に巻いた中で生活していて、蛹化もこの中で行われることから、イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれることもある。 |
| ●セセリチョウ科の昆虫ヘ ●このページの上へ |
|