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| 名前 | クロマダラソテツシジミ |
| 分類 | チョウ目・シジミチョウ科 |
| 学名 | Luthrodes pandava |
| 分布域 | 国内では関東地方辺りより南で見られる |
| 大きさ | (前翅長)15mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6〜11月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はソテツ科の芽や新葉などを食べる |
| 越冬 | 定着地ではさまざま |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●その他・参考 |
| クロマダラソテツシジミは南方系のシジミチョウで、インド辺りから東南アジアなどにかけて分布している。 しかし、近年は国内でも見られるようになり、南西諸島では定着していると言われている。 クロマダラソテツシジミの分布域 クロマダラソテツシジミは、インドやスリランカからインドシナ半島、中国南部やマレー半島、インドネシアなどに広く分布している南方系のシジミチョウで、台湾やフィリピンなどにも分布している。 近年では国内でも見られるようになり、以前は沖縄地方などで見られるだけだったが、徐々に北上していて、関東地方辺りから南で見られるようになっている。 クロマダラソテツシジミの大きさ・特徴 クロマダラソテツシジミは前翅長(前翅の基部から先までの長さ)15mm前後で、翅を開くと24〜32mm程の長さがある。 翅の色は表裏で違っていて、表面は青紫色や青色で、縁は黒っぽく縁どられている。 雌はふつう黒い縁が幅広いが、雌雄ともに裏面は淡い灰褐色のような色で、ヤマトシジミに見られるような斑模様がある。 しかし、ヤマトシジミに比べるとクロマダラソテツシジミの斑は全体に大きく、後翅の後方には赤っぽい斑も見られるので、見誤るようなことはない。 また、後翅にはツバメシジミなどに見られる細い突起(尾状突起)があるのが特徴で、その様子はツバメシジミに似ているが、クロマダラソテツシジミの赤っぽい斑の中に見られる黒い斑のひとつは大きく、翅裏の模様の様子なども違っている。 ただ、翅の色は発生する時の気温によって変化があるとされていて、低温期のものは翅の表面の青い部分が広く、翅裏の色もやや淡く、青色を帯びたものなども見られる。 クロマダラソテツシジミの生態・生活 クロマダラソテツシジミは低地から低山地にかけて生息していて、人里や耕作地周辺などで見られる。 主にソテツのある低地に生息しているが、明るい環境を好み、公園などでも見られる。 地域によって差があるが、成虫は6〜11月頃にかけて現れ、さまざまな花を訪れて花の蜜を吸い、ヤマトシジミなどと一緒に見られることもある。 名前にように、幼虫は主にソテツ科の芽や柔らかい新葉を食べるが、種子や茎などを食べることもある。 また、幼虫は食べ物が不足すると共食いするとも言われている。 卵は、ソテツの若葉の裏などにひとつから数個ずつ産み付けられ、直径0.5mm程で黄緑色をしている。 孵化したばかりの幼虫はふつう緑色で、成長に従い褐色になり、4齢を経てサナギになる。 卵から成虫までの期間は、平均気温30℃では12日程度、25〜32℃では19日程度とも言われていて、1世代の経過期間は短いとされている。 また、クロマダラソテツシジミの生育気温は、卵を含めて15℃以上で、5℃以下ではサナギも死滅しまうとされているので、本州で見られるものは越冬はしていないと考えられている。 本州などのものは、南西諸島辺りから北上してきたものと考えられていて、世代交代を重ねながら徐々に北上しているとも考えられている。 クロマダラソテツシジミについてのその他・参考 クロマダラソテツシジミの幼虫はソテツの葉などを食べることから、公園や学校、街路樹などのソテツにも害を及ぼすことがある。 数が多いと葉軸のみを残して葉が食べ尽くされるので害虫として駆除されるが、大きな害を受けたソテツは枯死することもある。 尚、クロマダラソテツシジミには次の亜種が知られている。 Luthrodes pandava pandava インドネシアなどに分布する基亜種 L. p. lanka スリランカなど L. p. vapanda フィリピン L. p. peripatria 台湾や中国東部など |
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