![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 名前 | オオゴマダラ |
| 分類 | チョウ目・タテハチョウ科 |
| 学名 | Idea leuconoe |
| 分布域 | 東南アジアや日本(国内では琉球諸島で見られる) |
| 大きさ | (前翅長) 65〜75mm 程度 |
| 出現期 | 成虫は1年を通して見られる |
| 食べ物 | 成虫は花の蜜、幼虫はキョウチクトウ科のホウライカガミなど |
| 越冬 | 幼虫やサナギ、成虫など、さまざま |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●その他・参考 |
| オオゴマダラは、国内で見られるチョウの中では、もっとも大きなチョウとしてよく知られている。 翅に見られる斑や模様も独特のもので、その大きさと共に、他のチョウとはすぐに見分けがつく。 オオゴマダラの分布域 オオゴマダラは、タイやミャンマー南部からマレー半島、台湾やフィリピンなどに分布している。 南方系のチョウで、インドネシアのボルネオ島やジャワ島などにも分布していて、国内では沖縄本島より南の琉球諸島で見られる。 低地から山地にかけて生息していて、沖縄地方ではふつうに見られる。 オオゴマダラの大きさ・特徴 オオゴマダラは、国内で見られるチョウの中ではもっとも大きく、前翅の基部から先まで(前翅長)は65〜75mm程もある。 翅を広げると11〜13cm程もあり、モンシロチョウなど翅を広げても5cm程なので、オオゴマダラは倍以上の大きさがある。 翅は白色や僅かに赤紫色を帯びたような白色で、全体に黒い筋と斑が見られる。 オオゴマダラの特徴はこの翅の模様で、ほかのチョウとは容易に見分けることができる。 オオゴマダラの生態・生活 オオゴマダラは、国内では琉球諸島に分布していて、低地から山地までふつうに見られる。 森林や耕作地周辺などのほか、海岸域や市街地でも見られ、冬には数は少なくなるが、1年を通して観察することができる。 成虫の期間も長く、数か月ほどか、それ以上の寿命をもっていることもある。 オオゴマダラは比較的高いところを飛ぶが、飛翔はフワフワとした感じで、ゆっくりと滑空でもするように飛んでいる。 成虫は様々な花の蜜を吸うが、花にとまると翅ばたきなどの動きをやめて、じっとしていることが多い。 マダラチョウの仲間は、ほとんどがキョウチクトウ科の植物を食草としているが、オオゴマダラも卵をキョウチクトウ科のホウライカガミなどに産み付ける。 幼虫はこの葉を食べて成長するが、ホウライカガミは有毒のアルカロイドを含んでいるため、ツマムラサキマダラなどのように、幼虫は体内にこの毒を蓄積することになる。 サナギや成虫になってもこの毒は体内に残り、鳥などからの捕食を防ぐことに役立っている。 成虫の翅に見られるマダラ模様も、外敵に毒をもっていることを知らせる警告色と言われていて、実際、鳥などが食べてもすぐに吐き出してしまう。 孵化したばかりの幼虫は4mm程の半透明で、白と淡褐色の縞模様のようになっていて、頭部と尾部には僅かな突起も見られる。 幼虫は脱皮するごとに色が濃くなっていき、サナギになる前のものは黒地に細くて黄色い輪状の斑が幾つか入っていて、所々に赤い斑も入っている。 大きさは70mm前後に成長していて、頭部などの突起も黒くて長くなっていて、細長い角の様にも見える。 全体に毒々しい色をしているが、これも鳥などの外敵への警告色になっている。 また、オオゴマダラの幼虫は、卵が一枚の葉に複数ある場合などは、孵化した幼虫は、まだ孵化していない卵や、遅れて孵化した幼虫などを食べることが観察されている。 幼虫は4回ほど脱皮した後にサナギになるが、サナギは4〜5cm程の大きさで、構造色のため黄金色に見える。 サナギは木の枝や葉裏などに逆さにぶら下がり、夏は1週間程度、冬は1ヶ月ほどで羽化するが、サナギが黄金色に見えるのも、鳥が金属光沢を嫌うためだと考えられている。 オオゴマダラについてのその他・参考 オオゴマダラは屋久島やトカラ列島、奄美大島や喜界島など見られることもあるが、これらは南の沖縄地方からの迷チョウなどと考えられている。 また、オオゴマダラは分布域が広いこともあり、20を超える亜種が知られている。 |
| ●タテハチョウ科の昆虫ヘ ●このページの上へ |
|