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| 名前 | ナミテントウ |
| 分類 | 甲虫目・テントウムシ科 |
| 学名 | Harmonia axyridis |
| 分布域 | 国内では北海道から九州まで広く分布している |
| 大きさ | 全長5~8mm程度 |
| 出現期 | 成虫は3~11月頃まで見られる |
| 食べ物 | 成虫・幼虫ともにアブラムシ類を食べる |
| 越冬 | 冬は成虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| ナミテントウは、ナナホシテントウと共に最もよく見られるテントウムシで、単に「テントウムシ」と呼ばれることもある。 しかし、背中の斑には数多くの変異があり、見分けるのが難しいこともある。 ナミテントウの分布域 ナミテントウはロシア・シベリア地方や中国東部、朝鮮半島などに分布していて、国内では北海道から九州まで広く分布している。 低地から山地にかけての様々な環境で見られ、市街地の公園や庭先などでも見られる。 ナミテントウの大きさ・特徴 テントウムシの仲間は半球状の体をしているが、ナミテントウの体も同じで、所謂テントウムシの形をしている。 大きさは5~8mm程で、ナナホシテントウと同じ程度の大きさがある。 しかし、ナミテントウの背の色や斑の数には大きな変化があり、同種とは思えないようなものも見られる。 斑は無斑から19個まであると言われていて、模様の変化なども200程もあると言われている。 中には多種との区別がつかないようなものも見られるが、それがナミテントウの特徴と言えるかもしれない。 主な斑などの様子は、2~4個ほどの少ない斑のものは黒地に赤やオレンジの斑をしていて、斑の多いものはオレンジ色の地色に黒い斑がある。 しかし、中には斑がなく、オレンジ色の地色をしているものも見られ、変化が大きい。 また、ダンダラテントウも斑の変化が大きく、一見してナミテントウと同じように見えることもある。 その様な場合、触角の長さを比べると、ダンダラテントウの触角は前頭幅(複眼と複眼の間の長さ)と同じ程度かやや短いという特徴があるが、ナミテントウは前頭幅よりも長く、1.5倍ほどの長さはあるので、全体の様子を観察して判断することになる。
ナミテントウの生態・生活 ナミテントウの生態や生活の様子はナナホシテントウと非常によく似ていて、低地から山地にかけての様々な環境に生息している。 河川沿いの疎林や植物のある空き地、耕作地周辺や市街地の公園、庭先などでもふつうに見られ、公園や庭先などではナナホシテントウよりも多いとも言われている。 成虫は3~11月頃にかけて見られ、1年の間に数回ほど現れる。 ナナホシテントウのように成虫・幼虫ともにアブラムシ類を食べるので、アブラムシがいる植物には、たいていの場合ナミテントウも見つかるが多い。 しかし、7~8月の暑い時期にはアブラムシが少なくなり、この時期にはナミテントウの観察数も少なるが、これもナナホシテントウと同じ生態と言える。 冬は成虫のまま大きな群れをつくって集団で越冬し、岩の割れ目や樹洞、樹皮や建物の隙間などで越冬し、家屋の中で見つかることもある。 春になると繁殖をはじめ、雌はアブラムシのいる植物などに20~40個ほどの卵を産卵し、幼虫は4齢を経てサナギになる。 幼虫はナナホシテントウの幼虫のように全体に黒くて棘のような突起が見られる。 卵から成虫までの期間は3~4週間ほどで、成虫は羽化後2週間ほどで産卵が可能になると言われている。 この他、ナナホシテントウは、成虫・幼虫ともに、触れられたりすると足を縮めて死んだようなふりをして、足の付け根からにおいのある黄色い体液を出すが、ナミテントウもこれと同じ反応を示す。 体液にはアルカロイドが含まれていて、野鳥などはこれを嫌うため捕食されないと言われているほか、ナミテントウの幼虫は、餌が少ないと共食いすることが知られているが、これもナナホシテントウと同じ生態をしている。 ナミテントウについての参考・その他 ナミテントウはナナホシテントウなどと同じで、害虫であるとされるアブラムシ類を食べることから益虫と言われている。 その他、ナミテントウは北アメリカやヨーロッパなどに移入され定着している。 北アメリカに定着したものは分布域を広げ、現在は南アメリカまで広がっていて、アフリカでも移入定着している。 しかし、北アメリカでは大きな農業的効果をあげた一方、在来のテントウムシなどを圧迫しているとも言われている。 |
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