![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 名前 | オオアオイトトンボ |
| 分類 | トンボ目・アオイトトンボ科 |
| 学名 | Lestes temporalis |
| 分布域 | 国内では北海道から本州、四国、九州地方に分布している |
| 大きさ | 全長40~50mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に5~11月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は小型の昆虫類、幼虫はミジンコやユスリカの幼虫など |
| 越冬 | 冬は卵で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| オオアオイトトンボは金属光沢のある緑色をしている綺麗なイトトンボで、北海道から九州地方にかけて見られる。 イトトンボ科ではなくアオイトトンボ科に属していて、休むときには、翅を半ば開いているのが特徴になっている。 オオアオイトトンボの分布域 オオアオイトトンボはロシア極東地方や中国、朝鮮半島や日本などに分布している。 国内では北海道から本州、四国、九州地方にかけて分布していて、低地から山地にかけての止水域などで見られる。 オオアオイトトンボの大きさ・特徴 オオアオイトトンボは全長40~50mm程で、金属光沢のある綺麗な緑色をしている。 名前のように、体はアオイトトンボよりも大きいが、両種は大変よく似ている。 一般に、成熟した雄の場合、オオアオイトトンボの腹部後端は第10節だけが白くなるが、アオイトトンボの雄は第9~10節が白くなる。 また、オオアオイトトンボの胸は白い粉を吹いたようにはならないが、アオイトトンボの雄は胸に白い粉を吹いたようになる。 尾部下付属器を見ても、オオアオイトトンボの雄では途中で「く」の字の様に曲がっているが、アオイトトンボはほぼまっすぐに延びているなどの違いが見られる。 雌の場合、腹部後端を見ると、アオイトトンボではやや膨らみはあるが、オオアオイトトンボでは第9節が大きく膨らんでいるのが特徴になっていて、産卵管もよく発達している。 また、胸の金属光沢(第1側縫線の下方)の部分を見ると、雌雄ともに、オオアオイトトンボでは第2側縫線に届いているが、アオイトトンボは届かないか僅かに届く程度と言われている。 肩縫線下の金属光沢部分も、オオアオイトトンボでは前方に向かってやや細くなっているが、アオイトトンボでは同じような幅になっているように見える。 また、オオアオイトトンボの中胸前側の下板には金属光沢の部分があるが、アオイトトンボでは僅かにあるか見られないことが多い。 しかし、胸部の様子はどちらとも言えないようなものも見られるので、雌雄ともに、腹部後端の付属器や産卵管などを確かめる方が分かりやすい。
オオアオイトトンボの生態・生活 オオアオイトトンボは低地から山地にかけての池沼や湿地、水田やため池などの止水域に生息している。 成虫は主に5~11月頃にかけて現れるが、地域によっては4~12月頃まで見られ、観察期間は長い。 羽化した成虫は水辺から離れ、夏の間は周辺の疎林や藪などで過ごし、小型の昆虫類を食べて成長する。 秋になって成熟した雄は羽化水域に戻り、縄張りをつくって雌を待ち受けるが、とまっている時は、クロイトトンボなどとは違い、オオアオイトトンボは翅を半ば開いた状態で止まる習性がある。 アオイトトンボと同所的に見られることもあり、産卵も雌雄が連結した状態で行われるが、その様子はアオイトトンボとは違っている。 オオアオイトトンボは夕方から夜間にかけて産卵すると言われていて、昼の間は連結しても交尾に至らずに飛び回っていることが多いとも言われている。 産卵場所もアオイトトンボとは違い、オオアオイトトンボは水面に覆いかぶさった樹木の枝の樹皮下に産卵する。 雌は鋭い産卵管で樹皮に切れ込みを入れ、ひと孔に4~5個ほどの卵を産み付ける。 その為、樹皮には産卵痕が縦に並んだ「こぶ」状のように残る。 冬は卵で越冬し、春に孵化した幼虫(ヤゴ)は水面に落下して水中生活をはじめる。 幼虫はミジンコやユスリカの幼虫などを食べて成長し、やがて成虫となって現れる。 オオアオイトトンボについての参考・その他 オオアオイトトンボはコバネアオイトトンボとも似ているが、コバネアオイトトンボは全長35~43mm程で、オオアオイトトンボやアオイトトンボに比べると体が小さい。 また、コバネアオイトトンボの雄では第9~10節が白くなり、雌雄ともに、胸部の金属緑色の部分が第2側縫線に全く届いていないなどの違いが見られる。 |
|||
| ●アオイトトンボ科の昆虫ヘ ●このページの上へ |
|