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| 名前 | オオシオカラトンボ |
| 分類 | トンボ目・トンボ科 |
| 学名 | Orthetrum melania |
| 分布域 | 国内では、北海道から沖縄地方まで広く分布している |
| 大きさ | 体長50~60mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6~9月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は昆虫類、幼虫はミジンコや小さな水生昆虫など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| オオシオカラトンボは、国内に広く分布していて、各地でふつうに見られる。 シオカラトンボとはよく似ているが、翅の基部に黒褐色の斑があるのが特徴になっている。 オオシオカラトンボの分布域 オオシオカラトンボは、ロシア極東地方や千島列島、中国東部や朝鮮半島、日本や台湾などに分布していて、ベトナム北部辺りにも分布していると言われている。 国内では、北海道から沖縄地方まで広く分布していて、各地で見られる。 オオシオカラトンボの大きさ・特徴 オオシオカラトンボは体長50~55mm、大きいものは60mm程で、シオカラトンボに比べると腹部が太く、全体にがっしりとした印象を受ける。 羽化して間もない雌雄はよく似ていて、腹部は黄色や淡い黄褐色のような色で黒っぽい斑があり、翅の基部は僅かに淡褐色の部分が見られる。 成熟すると、雄は暗い水色や灰青色で、粉を吹いたようになるが、雌は黄褐色のような色のままで、全体がやや強い色になる。 シオカラトンボの雌も同じような色合いをしていて、その様子から「ムギワラトンボ」と呼ばれることもあるが、オオシオカラトンボの雌も同じように呼ばれることがある。 また、雌雄ともに、成熟すると翅の基部にはっきりとした暗褐色から黒褐色の斑が見られるようになるのが特徴になっている。 一見すると、シオカラトンボとはよく似ているが、シオカラトンボの翅の基部には暗褐色の部分がなく、複眼も、オオシオカラトンボでは黒褐色のような色をしているが、シオカラトンボでは、雄の複眼は濃い水色のような色で、雌は淡い緑褐色から明るい緑色のような色をしている。 シオヤトンボとも似ているが、シオヤトンボの翅の基部は褐色だが、オオシオカラトンボの翅の基部は黒褐色のような色で黒色が強くなっている。 また、複眼も、シオヤトンボの雄は青っぽく、雌は黄褐色や茶褐色をしているほか、オオシオカラトンボの雄は、シオヤトンボとよりも全体に青みが強い。
オオシオカラトンボの生態・生活 オオシオカラトンボは低地から低山地にかけて生息していて、主に湖沼やため池、水田や湿地などに生息している。 河川周辺や、池などがあれば市街地近郊の公園でも見られ、シオカラトンボと同様、もっともふつうに見られるトンボのひとつになっている。 成虫は主に6~9月頃にかけて現れるが、地域によっては5~11月頃でも見られる。 羽化した後は、周囲の森林や疎林などへ移動し、昆虫類を食べて成長する。 成熟した雄は羽化水域に戻って縄張りをつくり、雌を待ち受けるようになるが、しばしば枝先などにとまっている様子が観察される。 また、シオカラトンボと同所的に見られることも多いが、オオシオカラトンボはより水辺周辺を好む傾向があると言われている。 産卵は、ふつう雌が単独で行うが、そのあいだ雄は近くを飛んで、他の雄が来ないように警戒している。 雌は水面の水を前方へ弾くようにして打水産卵し、卵は1mmにも満たない黄色っぽい色をしている。 幼虫は水生(ヤゴ)で、水中の小さな昆虫類などを食べて成長する。 冬は幼虫で越冬し、1齢幼虫は10回ほど脱皮して終齢幼虫になり、その後、水面に張り出した植物などに登り、羽化して成虫として現れる。 オオシオカラトンボについての参考・その他 オオシオカラトンボは国内では広く見られるが、北海道から大隅諸島辺りまで見られるものは基亜種・Orthetrum melania melaniaとされていて、トカラ列島から沖縄本島辺りにかけて分布しているものを亜種・オキナワオオシオカラトンボ(O. m. ryukyuense)、宮古島より南の八重山諸島に分布するものは亜種・ヤエヤマオオシオカラトンボ(O. m. yaeyamense)とされている。 オキナワオオシオカラトンボは、基亜種に比べると、雄はよく似ているが、雌では腹部の黒い班や翅の基部の暗褐色の斑が消失する傾向があると言われている。 ヤエヤマオオシオカラトンボも、雄はオオシオカラトンボによく似ているが、雌の腹部第3~6節の縁には黒色の筋が見られるほか、胸部と腹部の境界になる黄色い部分がはっきりとしているなどと言われている。 また、大陸や台湾に分布しているものも別亜種・O. m. continentaleされているほか、千島列島のものは、確定していないが、基亜種と考えられている。 |
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